レイデオロやスワーヴリチャード、ブリックスアンドモルタル、ニューイヤーズデイ、カリフォルニアクローム他合計39頭(昨年は48頭)の種牡馬産駒がデビューするようだが
去年が48頭だったとは記憶していなかったw
その中で1年後に記憶に残った種牡馬名は・・・・せいぜい10頭ぐらい?
今年の一覧見ても”種付け頭数→馬名登録数”ではっきり判るが、種牡馬になれてもその後の余生が安泰って事にならない「馬事情」が一抹の悲哀を感じさせるね
輸入種牡馬全盛だった頃に、アメリカからだったか、現役時には超一流馬だった何とか云う馬を輸入したはいいが、産駒成績がパッとせず、いつの間にやら「廃用」→噂では食〇にされて「行方不明扱い」になって、海外から厳しい批判を浴びた事件があったが
※探したら出てきた
和名:ファーディナンド |
英名:Ferdinand |
1983年生 |
牡 |
栗毛 |
父:ニジンスキー |
母:バンジャルカ |
母父:ダブルジェイ |
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ケンタッキーダービー・BCクラシックを制してエクリプス賞年度代表馬に選ばれた名馬だが日本で屠殺されたために米国内で大問題となる |
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競走成績:2~5歳時に米で走り通算成績29戦8勝2着9回3着6回 |
本項の主人公であるファーディナンドが日本で屠殺された事件(本当は「状況からして屠殺されたことはほぼ間違いない」というのが正確だが、この名馬列伝集では「屠殺された」と表現する)は日本国内でもそれなりに大きく扱われた。
しかし米国における扱いは我々日本人が想像する以上に大きく、米国連邦政府議会にも影響を与えたほどだった。本件は世界競馬界に占める日本競馬の位置づけに史上最も悪影響を与えた事件である(ディープインパクトの凱旋門賞失格などは本件の比ではない。薬物検査に引っ掛かって失格というのは日本では珍しいが海外では特に珍しくないからである)。特に米国の競馬関係者達からの日本競馬に対する信用性は本件により大きく損なわれた。筆者自身は、米国における本件の扱われ方に必ずしも共感しておらず、むしろ腹立たしく思っているくらいなのだが、今後の日本競馬が世界から取り残されないためには、本件を真摯に受け止める必要があるとは感じている。
そもそも、本件がこれほど大問題になったのは、本馬がそれだけの名馬だったためであり、本馬が並の一流馬であればそこまで大事にはならなかったであろう。そこで、まずは本馬がどんな馬だったのかを紹介した上で、事件の経緯と米国の反応を掲載し、筆者なりの見解等も記載して、読者諸君の考察の材料にしていただきたいと思う。