よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の覚書008(天体カタログ M、C、Sh、Cr、Mel)

2023-04-16 19:00:00 | 覚書・機材

夜空の天体には名前がついている。

有名なものは、固有名詞がついているが、他にも記号をつけて呼ばれる。
 
全天は88の星座で区分けされ、星座の恒星は、α、β、γ…のバイエル符号で呼ばれる。
 
恒星でないもの(銀河や星雲)、恒星の集まり(星団)などは、M、NGC、IC、Mel、・・・に番号をつけて呼ばれる。
 
①メシエカタログ(M天体)
フランスのメシエさんが発表した。色々な経過をたどり、現代では1~110がある。メシエさんのMをとって、M1(カニ星雲)、M42+M43(オリオン大星雲)、M45(昴)などがある。
 
②NGC(New General Catalogue)
メシエさんに刺激されたハーシェルさんは、GCを発表。その後色々な経過をたどり、NGCとして、7840の天体に名前がつけられた。
例 NGC2237+2238+2239(バラ星雲)
 
③IC(Index Catalogue)
NGCを完成させたドレイヤーさんは、さらに頑張って星雲、星団を5386個収録したICを発表。
例 IC2177(一角獣座カモメ星雲)
 
④Mel
メロッテさんがまとめた245個の散開星団のカタログ。
例 Mel.22(昴)、Mel.25(ヒヤデス星団)
 
⑤Sh2
シャープレスさんが発表した散光星団のカタログ。
例 Sh2-264(オリオン座メイサ周辺のエンゼルフィツシュ星雲)
 
以上 浅田英夫著作「星雲星団ウォツチング」の私(素人初心者)向け要約。
 
追加)
 

⑥カルドウェルカタログとはメシエカタログを補完する目的でパトリック・アルフレッド・カルドウェル(パトリック・ムーア)によって編纂された天体カタログ。明るい天体が中心で、アマチュア天文学者にも観測しやすい109天体が収録されている。カルドウェルのCが番号の前につけられる。

⑦コリンダーカタログとは、コリンダーさんがまとめた散開星団のカタログ。

 

参考資料

1) 星団 - Wikipedia

2) 星雲 - Wikipedia

3) 銀河 - Wikipedia

4)メシエカタログ - Wikipedia

5)メシエ天体の一覧 - Wikipedia

5.5)ぬんまさんのツィート


6)カルドウェルカタログ - Wikipedia

7)カルドウェルカタログの一覧 - Wikipedia

7.5)Getaさんのツィート(ブログあり)


8)Explore - The Night Sky | Hubble’s Caldwell Catalog~NASA

9)シャープレスカタログ - Wikipedia

10)Sharpless Catalog

11)Sharpless catalog - Wikipedia

12)コリンダーカタログ~Wikipedia

13)Collinder catalogue~英語版Wikipedia

14)メロッテカタログ~Wikipedia

15)Melotte catalogue~英語版Wikipedia

16)二重星・画像のページ~Web天文台

17)ざなっくの星雲星団ガイドブック

18)電視観望の覚書05(メシエカタログ、NGC、IC、Mel) - よしべや

19)美星町 星のデータベース(主な銀河)

 


電視観望の記録033(いっかくじゅう座まとめ)

2023-04-16 07:00:00 | 星座等まとめ

2023年冬のいっかくじゅう座(以下漢字表記)電視観望についてまとめておく。

名前しか知らなかった一角獣座、館長のバラ星雲が観たいの言葉につられ、バラ星雲の電視観望。そして冬の大三角・一角獣座へと天体理解を深めることができた。

星座ビノを使い、眼視でも一角獣座を認識できるようになった。

浅田英夫さんの本を参考に、

バラ星雲、M50散開星団、ワシ星雲(カモメ星雲)、クリスマスツリー星団を電視観望し、記録を残すことができた。本には、コーン星雲は眼視では全く見えない。ハッブルの変光星雲は20cm80倍以上で彗星のように見えるとの記述がある。眼視でも存在が確認できるオリオン大星雲とはレベルが違う。天文初心者、60分の電視観望、今の機材と技能では存在確認するのも難しい。バラ星雲・ワシ星雲・クリスマスツリー星団が観望できただけでも、幸せと考えるべきであろう。

(PS.このブログを書き終えたあと、コーン星雲について知らべると・・・短くとも露出時間1時間、冷却CCDで10時間近いもの、ハイアマチュアの人の作品、天文台の画像・・・とても素人に撮れるものではないとわかった。)

 

2024年冬の目標

1)4天体の再度の電視観望を行う。(コーン星雲は、存在に思いを巡らせ、ネット画像等で楽しむ。)

2)他のNGC天体の電視観望を計画し実施する。(資料2に多くの記載あり)

時期は2月のオリオン座、しし座の観望の後または平行して実施が望ましい。

 

参考資料

1)いっかくじゅう座 - Wikipedia

2)悠々遊(星の部屋)

3)電視観望の記録003(いっかくじゅう座天の川の中のバラ星雲) - よしべや自然博物館

4)電視観望の記録016(いっかくじゅう座M50散開星団) - よしべや自然博物館

5)電視観望の記録029(いっかくじゅう座 カモメ星雲) - よしべや自然博物館

6)電視観望の記録032(いっかくじゅう座 クリスマスツリー星団) - よしべや自然博物館

7) 電視観望の覚書03(いっかくじゅう座) - よしべや自然博物館

8) NGC2264(In The Sky.org) The Christmas Tree Cluster (NGC2264)

9)浅田英夫著「エリア別ガイドマップ 星雲星団ウォッチング」地人書館