よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望15(ペルセウス座 C24/ペルセウス座A+Abell426)

2023-10-18 04:59:00 | SeestarC天体
ペルセウス座 C24/NGC1275=電波銀河ペルセウス座A、ペルセウス座銀河団Abell426

画像①該当部分のトリミング、C24はほぼど真ん中
夏から、北東方面は雲が流れていく。目的の天体が観望できない時は、ペルセウス座やぎょしゃ座を彷徨い適当に観望して時間待ちをしている。スカイアトラス画面上で見つけたC24、画面を拡大して見ると、銀河と覚しき天体が多数見られた(画像②)。早速導入。

画像②スカイアトラスの導入画面。

導入後すぐライブスタック開始ボタンを押す、待つこと20秒、最初のスタック画像が表示される。直ぐにMarkをタップしてアノテーションをかけると、でるわでるわ沢山の銀河(画像③)。大小関係なく銀河ロマン・宇宙論・相対性理論好きの観測員としては、アタリ!と思った瞬間、C24中心から少しズしているが、他にも何かの情報がある。

画像③Seestarアプリのアノテーション画面のスクショ

画面をピンチアウトして拡大する(画像④)。C24に続けて字が見える。PerseusA・・・ペルセウス座A・・・ブラックホール?
正確には、電波銀河ペルセウス座A、それに対応する銀河が、C24又はNGC1275ということになる。電波銀河はブラックホールのはたらきで、強い電波を出していると考えられているので、ブラックホールと思ってよいと観測員は考えている。
C24は20万光年はなれた2つの銀河が重なって見えている。恒星でいうと二重星みたいなもの。
さらに、C24はペルセウス座銀河団の中心らしい。ということは、まわりの銀河はペルセウス座銀河団?調べたがどれが所属かはわからなかった。多くはペルセウス座銀河団Abell426所属であろうと想像する。

画像④画像③の画面をピンチアウトして拡大

画像⑤NGC1277あたりを拡大


そして、中心部にいて座A*の400倍の質量のブラックホールを持つNGC1277楕円銀河。

いや~あたり引きました。\(^o^)/

家から簡単に銀河団が見えてしまうSeestarって凄くないですか。

(画像は2回目の電視観望のもの。空の状態がよりよい時に撮り直した。)

画像⑥iステラHDによる観望位置


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7) ペルセウス座~Wikipedia

8)NGC 1275 - Wikipedia

9)NGC 1277 - Wikipedia

10)ペルセウス座銀河団 - Wikipedia

11)エイベル・カタログ - Wikipedia

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2023年10月13日午後8時頃、晴れ(1回目の観望は10月11日)
メダカ部屋観測所
ペルセウス座 C24/NGCl275/ペルセウス座A+ペルセウス座銀河団Abell426
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