よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望16(みずがめ座 C63らせん星雲)

2023-10-19 05:00:00 | Seestar
みずがめ座 らせん星雲(C63/NGC7293、惑星状星雲)

画像①LPフィルター使用、25分のライブスタック、該当部分トリミング、画像処理済

X(ツィッター)からSeestarで撮ったらせん星雲が沢山流れてくる。少し興味が湧いて私には珍しい一本づり。取り敢えず写って嬉しい。電視観望中は外側の赤い部分がコイルに見えて、これが螺旋(らせん)かと思っていたが、ライブスタック終了後は途端に見えなくなった。真秋の夜の夢?

画像②の導入場面のC63を見てカルドウェル天体である事を知る。翌日Wikipediaで、惑星状星雲である事を知る。大きい。月よりは小さいが青い雪だるま(アンドロメダ座)の100倍以上はありそうだ。さらに、みずがめ座にある事を知る。

距離約550光年、視等級7.3。また撮してみたい天体ですな。

画像②スカイアトラス導入場面(撮影後のスクショ)

画像③ライブスタック画面


(覚書)
10月15日Seestarで迎える初めての新月。3ヶ月ぶりに平松雑草公園への出張を館長に申し出る。久しぶりの全天撮り、Neptune-CⅡに広角CSレンズを装着し三脚を探していると、町内放送が流れた、近くで熊の目撃情報のお知らせ、出張中止。カメムシよりはよいか。家撮りできる。(^^;

新月ということで、観望の最後は、またまたさんかく座銀河とすばるを撮る。

画像④さんかく座銀河M33(10分)
これはこれでよい画角。HⅡ領域の赤は出ませんね。

画像⑤M45すばる(20分)
あまりかわりばえなし。


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)らせん星雲 - Wikipedia

8)惑星状星雲 - Wikipedia

9)みずがめ座 - Wikipedia

10)土星状星雲 - Wikipedia


電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50) 

撮影情報
2023年10月15日午後7時頃、晴れ
ベランダ観測所
みずがめ座 らせん星雲・Helix Nebura(C63、NGC7293)
Seestar S50+iPhone7、10秒露出25分間のライブスタック撮影
AffiniyPhoto2で画像調整
「写真」アプリで、各調整
「AIで写真高画質」で、ほんのり高画質

*helix・・・数学用語、3次元空間内のらせん
*spiral・・・数学用語、2次元平面内のらせん