よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
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天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録064(かみのけ座 M85)

2023-05-26 06:00:00 | M天体

かみのけ座 M85(レンズ状銀河)、NGC4394(棒渦巻銀河)

画像①(QBPフィルターⅢ使用、画像③よりVGA切り出し)

ともにおとめ座銀河団に属する銀河。M85は地球から約60万光年、NGC4394は約39万年光年離れていて、距離が違うが、総合作用をしているらしい。

ハッブルの銀河分類によれば、レンズ状銀河は楕円銀河と渦巻銀河の中間とされ、ガスやちりが少なく、若い星も少なく活発な活動が終わった銀河とのことだが、英語版Wikipediaによれば、M85は楕円銀河と主張する学者さんもおり、4億年から6億年前に他の銀河との合体を終え、非常に複雑な構造を持っているらしい。今なお、研究中のようだ。ちょっと私の理解のレベルを超えている。

②(Astapによるプレートソルブ、自動色補正、α,δ grid表示、VGA切り出し)

画像③(Astapによる自動色補正、jpg保存、視野回転部分トリミング)

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒

4)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン

5)SkyWacherAZ-GTiマウント

6)Quad BPフィルター III | 株式会社サイトロンジャパン

7)M85~Wikipedia

8)M85~英語版Wikipedia

9)NGC4394~英語版Wikipedia

10)おとめ座銀河団~Wikipedia

11)楕円銀河~Wikipedia

12)レンズ状銀河~Wikipedia

13)渦巻銀河~Wikipedia

撮影データ画像
2023年5月17日
ベランダ観測所
かみのけ座M85(レンズ状銀河)、NGC4394(渦巻銀河)
FMA135+Neptune-CⅡ+AZ-GTi+QBPフィルターⅢ
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでPNG保存
Raw16、Area2712x1538、Offset=120、Gain=380
Exposure=15s×42frames=630s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapで、プレートソルブ、自動色補正、α,δ grid表示、Deepsky annotation処理。jpeg保存
Microsoftフォトで、色・明るさ調整、トリミング