久々にブログを2日間休んでしまいました。
その間、16日~17日の午後まで、私は1泊2日の入院治療を受けていたのです。お陰さまで退院翌日の今日は、痛みも無く、すこぶる快適に過しています。つまり、今のところは入院手術は大成功だったと思います! 昨日の退院前、ホッとした気分で6階の病室から外を写しました。
当地に越してきて、忙しさや慣れない寒さもあってか膀胱炎の自覚症状があり、大したことも無く内科で治療薬を貰っていましたが、2年位前から次第に本格化したような感じで、専門の泌尿器科にかかりました。そのときの診断は
「過活動膀胱炎」というものでした。一向に良くなる気配は無く、昨年夏に東京の超有名な大学病院で診察を受けた結果
「間質性膀胱炎」と診断され、入院治療を薦められました。それは
「膀胱水圧拡張術」というものです。
月に1回の東京行きは、この大学病院への通院でした。しかし、自分の中には手術を進んで受けようという気持ちはありませんでした。患者に向き合う姿勢というか、どうしても心に響く納得できるものが無く、藁をも掴む思いで、他に鍼治療や、整体にも通いました。
こんな時、1枚の新聞記事広告「骨盤臓器脱」の記事から、郡山の総合病院の医師を知ることになったのです。この医師から、「やはり膀胱水圧拡張術を、受けた方が良いですよ」と薦められた時、2回目の受診でしたが、全てをこの医師に任せてみようと思ったのです。東京の病院と何が違ったか? それは患者の顔を見て、真剣に話を聞いてくださり、受け入れていただいたのです。2回目の時には、あれほど避けていた内視鏡の検査も受け、入院の日程も決めて来ました。医師と患者の信頼関係というか、初めて対面した時のインスピレーション、ビビッート来るものがあったのですね。(笑)
「間質性膀胱炎」とは、膀胱に原因不明の(細菌性で無い)炎症が起きる病気で、症状としては、頻尿(トイレが近い)、尿意亢進(尿が溜まると我慢できない)、膀胱痛(尿が少しでも溜まると膀胱が痛くなる)、排尿後に痛みがあるなどがあります。
私の場合も、当地から東京駅に通うまでの新幹線の中で、3~4回もトイレに行かなければなりませんでした。原因不明の病気ですから、今のところ治療薬や根本的な治療法方がありません。 症状を軽くする治療が組み合わされて行われています。
さて、肝心な
「膀胱水圧拡張術」は、どんな手術かといいますと、これが驚くほど楽で、短時間で済むのです。何で今まで無駄な抵抗をしていたのか…と、後で思いましたが、良い医師に巡り合ったお陰です。
下半身麻酔で、脊椎注射もほんの少しちくりとしただけ、点滴の針を刺すのと同じくらいのものです。あっという間に、下半身がジンワリしびれる感じになりす。尿道から内視鏡を入れて、内視鏡を通して膀胱の中に水を入れます。身体よりも80センチ位高いところから水を入れ、小さくなった膀胱を拡張します。数分後に水を抜き、次に水を入れたとき、膀胱から出血します。これをリアルタイムに画像で見せていただきました。間質性膀胱炎の人で無い限りは、出血しないそうです。何回かこれを繰り返して膀胱を広げます。治療後は尿道にカテーテルを入れて、病室に戻ります。以上が30分足らずで行われました。
足の麻酔は、夜中まで続いてたように思いますが、これといった痛みは無いのですが、カテーテルが付いていることの違和感、容易に寝返りが打てないことくらいの、実に手術とはいえないような、患者にとっては非情に負担の少ないものでした。 これでやっと下半身の悩み(笑)から、開放されました~ぁ!!(^^)/
手術を担当してくださった先生、看護士さん、皆さん本当にありがとうございました! 快適な生活が送れそうで、また元気に頑張ります!!
もし、このブログをお読みの方の中に、膀胱炎かな? とか、過活動膀胱炎といわれている方の参考のために、手術をしてくださった病院を紹介いたしましょう。
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