ゆうちゃんの独り言

モーツァルトが大好きで毎日欠かさず聴いています。人生の生き方は仏教で毎日般若心経を唱え、時間を見つけて寺巡です。 合掌

■ 日本の活気を復活させるために!!

2010-02-28 10:47:17 | Weblog

一昨年のリーマン・ショック以来、日本社会全体に活気の無い状態が続いています。さら
に国債や借入金などをあわせた国の借金残高が2009年度末に初めて900兆円を超え、
10年度末には過去最大の973兆円に達する見込みであることが財務省の集計で明らかに
なりました。

 この数字はあまりにも多き過ぎて、庶民感覚ではどの程度の状況なのか判断がつきません
が、現時点で日本経済が閉塞感の中から抜け出すことが出来ない状況にあることは、誰もが
肌で感じているところだと思います。

 こんな景気状態であるから税収が伸びず、この税収で来年度予算の約40%程度しか補え
ないとのことですから、普通で考えれば絶望的な状況だと思います。企業であればすでに倒
産していることになります。

 このような状況の中で、いろいろな対策が打たれていますがどれも即効的な効果が出てい
ない状況です。とても不思議な気がします。いったい何が原因なのか素人的に考えて思い当
たることが一つ浮かびました。

 それは、日本人が持つ国民性とでも言うのでしょうか、ある事象に対して悲観的な感覚で
対応することが大きな要因となっているような気がします。今の状況が悪いから将来に備え
て貯蓄をするために消費を抑える行動に出ます。庶民的には正しい選択肢であり、何を言お
うこの凡夫でさえ無駄な消費を抑える行動をとっています。

 物が売れなくなれば、売る側は価格を下げて売ろうとします。価格を下げればコストを削
減しなければなりませんから、その分社員の給料やその他外部からの調達が減少します。そ
うすると全体的に経済の規模が減少するのは当然の成り行きです。

 このような負のスパイラルのプロセスに入ってしまうことは当然のこととして考えられま
すが、個人的に経済はこうような理論だけで簡単に表わすことが出来ないものだと考えてい
ます。もっと人間的な要因により大きく影響されていると思っているのです。

 このような状況の中で日本人が敢えて取るべき行動はただ一つ、今できることを前向きに
なって行動することだと思います。いままで米国に次いで2番目の経済大国であったという
自負がありましたが、いまや隣りの中国の高度成長に驚異を感じて悲観的になっている感が
あります。しかし、日本は捨てたものではないとの自負を再度認識すべき時が今だと思うの
です。

 米国ではトヨタが叩かれ、日本の自動車産業の行末が心配されますが、日本はまだまだ外
に現われていない底力があることに目覚め、本来の日本的な素晴らしさを世界にアピールす
る必要があると思います。

 日本人は他の国に比べて貧富の差が小さく、本来の勤勉な国民性を最大限に発揮すれば必
ずやこの閉塞的な経済状況を打破できると確信しています。もっと自信をもって行動するこ
とで経済は復活し、高度成長期の状態には戻らないにしても、バランスのとれた社会に到達
することが出来ると思っています。

 無駄を省きながら質を高めることにより、世界に通用するあらたな局面を迎えることが出
来ると思います。そのためには国は子供手当のような表面的な支援でなく、労働市場を確保
するような、社会の基盤を支える仕組みを構築し、積極的に投資すべきだと思います。

 働きたくとも働く場が無いことがもっとも大きな問題だと思います。そして、日本人の持
つ底力を発揮し、健全な社会を取り戻したいと思うこの頃です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿