まさか！？！？の悪夢・・・世界陸上大阪

男子50km競歩に出場した富山商業高校出身の山崎勇喜選手。前半から快調にハイペースで飛ばす1位集団でときおりレースをリードする場面も見られ、日本人初のメダル獲得も期待され大いに盛り上がった。しかし、38km地点から徐々にペースが落ちはじめ、順位も6-7位を争う位置に後退した。それでも必死で脚を動かし、入賞を目指して歯を食いしばる姿にはさすがに感動した。競技場外にある2kmの周回コースをあと1周としたところで悪夢が起きた。周回数を勘違いしてしまったのか、競技役員が山崎を競技場内へと誤って誘導してしまったのだ。間違いに気づいた役員が山崎の後を追いかけるも、すでに意識もうろうとしていた山崎は役員の指示どおりに競技場に入り、大きな拍手と歓声を浴びてゴールを切った。無論、ゴールしたその瞬間に周回数不足で失格となったのだ。途中で引き返して周回コースをあと1周したとしても、8位以内に入っていたんじゃないかなあ。少なくとも失格にはならなかった。呼び止めようとした役員はトラックに入るのをためらっていたとか。役員さんだって必死にやった結果の失敗なんだろうから責められないかな。何を語っても“後の祭り”なんだけど、日本人トップで8位以内に入賞すれば北京オリンピック代表が内定するはずだっただけに、残念でならないよ。
俺も少しは競技スポーツの世界に関わっているから、結果にとやかく言ったり同情するのもどうかと思うよ。でもさー、山崎かわいそうだよー。山崎よ、北京で金メダル取ってくれ！！