陽のあたる介護・・・そして約束の場所へ

誰かの為に何かの為に生きる事が本当の幸せなのかもと感じる今日この頃・・・やはりいつも誰かの笑顔を見続けたいからだと・・・

老夫婦と若夫婦

2018-04-02 23:43:58 | 日記

今朝、出勤時に二組の夫婦の記憶を思い出しました。

老夫婦と若夫婦・・・・・

最初に見たのが若夫婦。。。信号待ちしてたときですね、玄関から奥様が出て来られて、そのあとゴミ袋をもって捨てに行っていたご主人・・・その時の奥様がずっと笑顔でみていて・・・・それからご主人が奥様のほうへ歩み寄られて、2人で笑顔で話されて・・・・

勝手な想像ではありますが・・・・「新婚なのかな~」なんて思いながら車を走らせました。

それから登別をこえた付近で今度は手を繋いで歩いている老夫婦に視線がいきまして・・・・2人とも帽子をかぶられていたので表情はよく見えませんでしたが・・・推定80歳・・信号で2人で手を繋いで横断歩道を渡る姿・・・・・

この二つの話は、決して特別な光景ではないと思ってはいますが・・・・今日は何だか「夫婦」にまつわることが重なったからなのでしょうか・・・・・ふと思い出して書いてみました。

「幼き日々に見慣れていた街に・・・小さな恋が揺れ動く・・・あどけない心・・・けがれなき自由・・・重なる二つの影・・」

 


零れ落ちた哀しき言葉

2018-04-02 23:17:51 | 日記

本日、お1人の女性が体験入居。その後ご主人とのお話の中での言葉でした。

入院もできず・・・他の施設のショートスティの受入も駄目で在宅にも限界が見えていて、悠悠での体験入居という形になりました。

ご主人は、奥様と自宅で暮らしたいという本音があり・・・施設を拒んでいたり理由が・・・「入居したら二度と出て来れない場所」と認識されていました。

色々と説明をしながら話をすると、「もし断られていたら、妻と2人で死んでもしょうがなかった・・・」と涙浮かべて話される姿に・・・・久しぶりに哀しき言葉と苦しんでいた思いを感じた・・・。

「ご主人の希望する状態までは今は約束できませんが可能性はゼロではないので・・・外泊やある程度になったとしたらいつでも退去して2人でご自宅で住んでください・・・まずはご主人今日はゆっくりと休まれてください」

1ヶ月や2ヶ月でどうにかなるとは正直思いませんでしたが、それも説明をし御夫婦2人の小さな希望と小さな願いを約束しました。

「車椅子に座れるようになったら・・・・お寿司を御夫婦で食べに行って下さい。僕が奥さんをお連れします」

奥様の今の小さな願いは「お寿司」を食べに行きたいでした。

ある施設に迎えにいった時、初めてお会いした時の眉間にしわをよせていた表情・・・・・

担当ケアマネから「久しぶりにお2人の笑顔をみました」という言葉がいままでの状況を物語っていたのかもしれません。

寝たきりと聞いていましたが・・・・先ほど自分でベット柵につかまり何度か寝返りをしていると夜勤者からの申し送り・・・

これから御夫婦の笑顔が少しでもみられながら・・・・時期がきて奥様が悠悠を去りご自宅に戻れることを祈りたい・・・

それが2人の願いですから・・・・その時の笑顔が・・・・きっと僕にとって宝物になることは間違いないと感じています。