
アルトゥール・ルービンシュタイン ショパン ピアノ協奏曲第1番・第2番
ちらっと聞き流すつもりで聴き始めたとろ
耳が離せなくなる演奏です
正しい解釈でなんのインチキもしてないショパンのピアノ協奏曲です
ピアノの音色は硬めで大変新鮮な音色ですし
しっかり調律できており
オーケストラはこれが正しいオーケストレーションなのでしょうか?
ピアノが歌っている時の控えめなこと
先日ツィマーマンの弾くショパンには
かなりがっかりした記憶がありますが
このルービンシュタインのショパンは正しい演奏のお手本ですし
がんばって弾いていないところが素晴らしいですね。
2楽章始まりますが
ピアノのメロディーが9割ちかく
左手の伴奏が聞こえなくなる位控えめになります
8:2くらいがベストだと思っていましたが
ルービンシュタインは
聞こえなくなるところと
よく聞こえてくるところは7:3ぐらいで弾いてる様です
同じ伴奏を同じ音量で弾く人がいますが
一度耳に入った伴奏は
頭で受け入れ態勢ができてるので
聞こえなくなる位で演奏するのは
それだけメロディーに注意を向かせたいからだとおもわれる
そういうことをきちっとやってくれる演奏家の音楽は
何度聴いてもうるさくないものです。
似た様な伴奏の場合
違う音を強調したり
そんなことが楽しい様になれば楽しくなるでしょう
1番で使っているピアノが
しっかりしていてかなり綺麗だと思うのは
前回聴いたブラームスのコンチェルトの時がひどすぎたからでしょうか?
第2番でも
不思議とピアノは調子良い
当然と言えば当然
曲の印象が薄いのですが
ここまで綺麗なショパンを弾いてくれるルービンシュタインの
マズルカが聞きたくなりました
ショパンのピアノ協奏曲のお手本となる演奏だと思います
ショパンコンクールで優勝した人の演奏はよく聞きましたが
ルービンシュタインの演奏は当然ですが
とにかく力が抜けているのが良いですね!

三楽章だけマイクのセッティングが違うのか
オケが温まってないのか
素の音が聞こえてくるのはマスタリングのためでしょうか?
ルービンシュタイン良いですね!
Kakishima