104歳まで生きた祖母のおにぎりは、俵型でした。
昭和の一桁生まれの母のおにぎりは、丸型でした。
そして私は、三角おにぎりです。
先日、娘がおにぎりをにぎってくれました。
それは三角おにぎりでしたが、
にぎり方の加減がちょうどよくて
ご飯はふわっとしていて、
でも
くずれなくて、
とても美味しかったのです。
そのことを娘に伝えると、
「おかあさんのおにぎりはちょっとかたいんだよね」
と言いました。
そういえば、
私はくずれるのがイヤで
ぎゅうぎゅう握っていたのかも、、と気がつきました。
娘も息子も
ずっと私のかたいおにぎりで我慢していたんだなあ、、、
祖母は数年前に亡くなりましたが
祖母は何歳までおにぎりを握っていたのか、
私が祖母のおにぎりを最後に食べたのはいつ頃だったのか、
思い出せませんが、、
祖母のおにぎりは
とても上品で優しい、形のそろったおにぎりでした。
今86歳の母のおにぎりを
私が最後食べたのがいつだったか、、覚えていないのですが
やっぱり優しいおにぎりでした。
おにぎりは
誰かのためににぎるように思います。
人生で
いつか
おにぎりを
にぎらなくなる日がくるのだと思います。
あと何年、カヤックができるのかなぁ、と同じように
あと何年、おにぎりをにぎれるのかなぁと思うと
今、
この時を大切に
おにぎりをにぎろうと思います。
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