父親のこと。

小学生の頃、
家族で、スケートに連れて行ってもらって、
父親がスイスイ滑っているのを見て、
ビックリしました。

後々、満州で、学校の当時のスケート靴?を
持ち出して遊んでいたとのこと。

冬になったらそれ以外、
することなんかなかったとのことでした。

父親はあんまり、当時のことは話さないのですが、
運良く、姉妹が健在で、
年齢的にキリキリで、
戦争には行かなかったけれど、
シベリアに強制労働に連れて行かれましたが、
途中で列車からみんなで脱走して、生き延びたそうです。
昼間歩いていて、見つかって、撃たれて、
足元に土煙が上がったこともあるそうです。
それで、昼間は伏せていて、夜に星を見て、大体の方向を見て
帰ったそうです。

でも、仲間のなかで、みんなの意識の感じる方向が、
それぞれ違っていたので、ある程度バラバラになったそうです。

でも、早い、遅いはあっても、その時のメンバーは、
殆どの人が、住んでいた所に帰ってきたそうです。

他にも書きたいことは沢山ありますが、
自分的には、
平和な今の日本で、子供に教えたいのは、野に有るもので、食べられる物と、
もし、遭難しても安全に山から降りられる方法を
教えたいと思います。
(谷川の水は、里に流れるからって
谷を歩いて降りたら、大変になることがあります。)

ちなみに小学校五年生から父親に連れられて、
狩猟について行きました。
でも、山に入ったらやっぱり、怖いですね。