遊ちゃんと2人だけの夜

・・自分記録の独り綴り・・

良い酒

2025-03-11 05:26:45 | 家族・家族まわり

仕事から戻り、ゆーちゃんに食事を与えてから、

梅酒を飲みながら回覧板を読んでいた。

お寺が出してきた割と簡単な文書で、

「春彼岸会中止のお知らせ」には、

住職の病状は「体調不良」としか書いていない。

その後に続く

「皆様におかれましては通常のお彼岸をお過ごしいただければ……」

の意味が、私にはどう判断して良いかわからない。

いつも通りお布施とお供物を持ってお寺に来なさい、という意味?

東京芸大を出た奥さんが、住職に代わって書いたのか、

入院中でも、これくらいのものは住職自身が書ける状態なのか。

住職はこんな舌っ足らずな表現をしないから、奥さんかなあ?

この文を読んで、皆様はちゃんとお布施を持参するんだろうか。

年寄り世帯は忖度して持って行くだろう。

でも、若い世帯はこれを期に彼岸のお布施を止めるのでは?

 

同級生住職が具合いが悪いと聞いてから、ひと月くらい経つ。

入院、退院、通院、また10日に入院。

町内イチの情報通カヨちゃんですら、それ以上知らない。

大腸癌なら「通院で治るかも」とは言われないから、

一切仕事ができないレベルの、他の病気?

気になるなあ…… 

 

と、1人飲みしていたら、叔父から電話。

ゆーちゃんは食事をきちんと食べたし、元気そうだ。

ちょっと行って来るかな。

 

 

 

叔父が久しぶりにハツラツとしている。

サクラマスがこのところよくかかっているらしい。

昨日は7匹、今日は5匹。

(鮭やマスや蟹は小さなボート通称「船外機」で漁をする。)

 

「すごいねー! 3月初旬に、そんなにたくさん?」

私は本気で驚いた。この10年で一番いい状況だ。

叔父は得意満面、高級料亭に卸すマスを見せてくれた。

スバラシ!

似たような魚でも、鮭より鱒の方が格段に美しい。そしてうまい。

料亭への卸値が1キロ9000円とか7500円とか。

4キロあると、36000円。お値段もスバラシ。

(食事中に仲卸人がやって来て、サクラマスをお店に持って行った。)

 

今日獲れた中の、小さめで傷の入ったのを叔母が煮付けにした。

それを私に食べさせたくて、叔父が電話をくれた。

うん、柔らかくて、程よく脂があり、美味しかった。

 

そうして、

「船が決まったんだよ。」

叔母がとっておきの報告をしてくれた。

ひと月前の、例の秋田の船だ。

叔母にしてみれば、サクラマスよりこれを伝えたかったんだろう。

事故で船を失くしてから約1年。中古の船を20隻近く見に行った。

叔母もその大半に同行した。県内外、そうとうな距離になる。

 

ああ、良かったよかった。ほんとに良かった。

「最後の賭け」だと言って出かけた秋田だった。

 

写真を見ると古くてかなり傷んでいる。補修にだいぶかかりそう。

何月から本番の漁に出られるんだろう。

 

84歳5ヶ月、漁師再開の夢、果たすね?

 

2人が嬉しさ満開の顔をしてるので、

私も気分が良くて、今夜は3人大盛り上がり。

途中、帰宅した従弟も加わり、ビールが進んだ。

 

久しぶりに350ミリ缶を3本も飲んだわ〜

このところ溜め込んでいた学童仕事の、

何日も悩まされた人員確保のドタバタ、

期末のたくさんの書類作成のイライラを、

約1リットルのビールで飲み干した感じ。良い酒だった。

 

 

 

 

 

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