かつて東の浅草、西の新開地と持て囃された神戸の歓楽街だった新開地。戦災で焼け野原になり市の中心が東に移り、いつの間にか寂れた街になってしまいました。今日は天気がいいので今年7月の11日に開場したばかりの演芸場「喜楽館」を見に行ってきました。通りから10m位入った所にあるのでチョット見目立ちにくいですが、午後2時からの開演を待つ中高女性の姿も見られました。
関西の常打ち演芸場としては大阪天満の繁盛亭が人気定着しているので、もう一つ必要と桂文枝さん等が中心となって運動し、地元もこれをきっかけにかつての賑わいを取り戻したいと官民一体で漸く開場にこぎつけたという経緯があります。と言っても一旦寂れた街をこれ一つの誕生で再度賑わいが戻るかどうかは正直疑問です。
特に通りの南半分には場外競艇場やアートヴィレッジなんかもあるのですがジーさんやオッサンばかりが目立ち、観光客や女性客は殆ど見かけませんでした。ジジの子供の頃は洋邦画の映画館や芝居劇場、ニュース館、ミニ楽天地等が軒を並べていて子供心にもワクワク感たっぷりの繁華街でした。特に朝夕は通りの南端にある大工場や造船所に勤める方が引きも切らない状態でした。次回は是非寄席を見る積りです。
新開地通りの北端には湊川公園があり、かつては音楽堂や神戸タワーなどがありました。今は兵庫区役所を新築中
人けもまばらな新開地本通り
喜楽館のある界隈
喜楽館へのアプローチ
喜楽館正面 何故か縦画像になりません すみません。
この辺りはチョット賑やか