今回の根室半島(釧路、根室)の旅で、思いがけず3通の証明書を入手した。
まず、根室本線・花咲線で釧路から根室に向かうと、終点・根室の一つ手前が日本で最も東にある駅「東根室」である。
日本(アジアも含めて)最も東の端にある駅に到達したという証明である。
次は、納沙布岬から北方四島を視察したという証明である。
今回の旅の実態からすれば、「視察」とはちょっと気恥ずかしい表現になっている。
あと一つが、日本本土四極のうち、最東端に到達したという証明である。
日本本土四極とは、北海道・本州・四国・九州の島を除いて、東西南北の最も先端にある地点を定義しているとのことである。
ちなみに、あとの北・南・西の3極は、宗谷岬(北海道)、佐多岬(鹿児島県)、神崎鼻(長崎県)ということである。
以前、旅先の途中、青森で会った青年は、バイクで、全国の半島や岬の縁をなぞるように走るのが楽しみだといっていた。
もし彼に「四極到達」が眼中にあったなら、すでにそれを果たしたであろう。
私にとって、いずれも何かの役に立つものではないし、自慢にもならない「証明書」である。
ただ、この年に、ここに旅行したという記念として、うれしいものである。