PANDAS(小児自己免疫性溶連菌関連性精神神経障害)という疾患があるんです。
抗大脳基底核抗体というのが絡んでいます。こちらのページに概要が書かれているので参照してください。
PANDASの診断基準はこちらです。
1)強迫性障害(OCD)またはチック障害の存在
2)思春期前の発症
3)急性発症と間欠的な再燃・寛解
4)溶連菌感染と症状の発症・増悪が時間的関連性が認められる。
5)神経学的異常との関連性が認められる。
こちらからの診断基準のようです。
Pediatric Autoimmune Neuropsychiatric Disorders Associated With Streptococcal Infections: Clinical Description of the First 50 Cases
世の中にこんな病態があることを知りませんでした。
内科的には溶連菌感染後のリウマチ熱はおぼろげに知っていましたが、、、
もしも自分の子ども(小学生ぐらい)が突然に強迫性障害(手洗いがやめられないなどの強迫性行為、字を綺麗に書かないと死んでしまうなどの強迫観念が現れる)を発症した場合は一応はPANDAS、溶連菌が悪さをしているのではないかということを考えてもいいのではないかと思います。
強迫性障害は精神科の疾患ではありますが、PANDASの症状としても出てくることがあるということを頭の片隅に。
精神科として受診するとPANDASに診断が辿り着くことはできない、検査をしないから診断には至らないとことが多いと考えます。
ピロリ菌が胃潰瘍の原因となる世の中ですから、溶連菌が原因で抗大脳基底核抗体が作られ悪さをしても驚きませんが、頭の片隅に入れておく必要があります。なぜならペニシリン系の抗生剤の投与で明らかな改善を見せる可能性が出てくるからです。
SSRIで治療することによって、その可能性を潰してしまい、場合によっては悪化させてしまう危険があるからです。
こちらにもPANDASのことが書かれてありますので興味のある方はご参照を。
小児科 Vol.55 No.8 2014
PANDASの特集がこちらにもありました。
抗大脳基底核抗体というのが絡んでいます。こちらのページに概要が書かれているので参照してください。
PANDASの診断基準はこちらです。
1)強迫性障害(OCD)またはチック障害の存在
2)思春期前の発症
3)急性発症と間欠的な再燃・寛解
4)溶連菌感染と症状の発症・増悪が時間的関連性が認められる。
5)神経学的異常との関連性が認められる。
こちらからの診断基準のようです。
Pediatric Autoimmune Neuropsychiatric Disorders Associated With Streptococcal Infections: Clinical Description of the First 50 Cases
世の中にこんな病態があることを知りませんでした。
内科的には溶連菌感染後のリウマチ熱はおぼろげに知っていましたが、、、
もしも自分の子ども(小学生ぐらい)が突然に強迫性障害(手洗いがやめられないなどの強迫性行為、字を綺麗に書かないと死んでしまうなどの強迫観念が現れる)を発症した場合は一応はPANDAS、溶連菌が悪さをしているのではないかということを考えてもいいのではないかと思います。
強迫性障害は精神科の疾患ではありますが、PANDASの症状としても出てくることがあるということを頭の片隅に。
精神科として受診するとPANDASに診断が辿り着くことはできない、検査をしないから診断には至らないとことが多いと考えます。
ピロリ菌が胃潰瘍の原因となる世の中ですから、溶連菌が原因で抗大脳基底核抗体が作られ悪さをしても驚きませんが、頭の片隅に入れておく必要があります。なぜならペニシリン系の抗生剤の投与で明らかな改善を見せる可能性が出てくるからです。
SSRIで治療することによって、その可能性を潰してしまい、場合によっては悪化させてしまう危険があるからです。
子どもの強迫性障害 診断・治療ガイドライン | |
クリエーター情報なし | |
星和書店 |
こちらにもPANDASのことが書かれてありますので興味のある方はご参照を。
小児科 Vol.55 No.8 2014
PANDASの特集がこちらにもありました。