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勘当息子 では移動盲腸という疾患が出てきます。
盲腸ではないということはわかったのですが、それがどんな病気か?知らないままでいた私。
盲腸(虫垂)がいらないもの=勘当息子
必要ないものでも
めたらやたら切るべきではないという話。
作者の反復する腹痛の鑑別診断が勉強になります。
腹痛じたいはよく見る病気なんですが、あまり深く考えることなく過ごしていました。
移動盲腸の診断ではやはり触診が重要という。
Ronsenstein徴候陰性、Mcburney点の上方の圧痛
が1957年の会議録にあるそうだ。
触診、視診、問診はなんと大切なんだろうと改めて思いました。
CT、血液検査で異常がないから異常なしと簡単に言うべきではないと思いました。
痛いには何か理由がある、それが精神的でも、肉体的でもあっても何かの理由があることを肝に銘じなければならないと思いました。
それを判断する術をもっと身につけなければと思いました。
物語としては改めて読んでみるとやはり凄いと思います。小学生の時点でこんな物語を読んでいた自分が深い感銘を受けるのは当たり前だと思いました。