88才の認知症の母、大腿骨頭壊死と大腿骨骨折の手術を終えました。
2時間半と言われていた手術、4時間半かかりました。
ロビーで待つ間、私たち兄弟3人は、予定時間過ぎてから、ご対面まで不安でした。
ロビーで待つ間、私と姉は、大胆にも太極拳をしたりして、時間を費やしておりました(ちゃんと、人のいないのを確認してじゃまにならないように)
患者さんが、リハビリを兼ねて、ロビーまで来られたので、やめましたが、
80歳代のご婦人から声を掛けられました、「太極拳ですね、綺麗な動きでした、私も若い時から運動をしていればと悔やまれる」
骨粗しょう症から、背骨がつぶれて、手術をされたという事でした、一人暮らしだそうです
息子さんが一人いるらしいけど、やはり男の人は細かいところまで目が行き届かないみたいです。
お気に入りでないシャツを持ってこられたとぼやいていました
ずっと、ネガティブな話が続いていましたが
姉の洋服に目が留まったようです
夏の着物?でつくった、ブラウス、帯で作ったトートバッグに、気付いてから(いくつになっても、お洒落に興味があることはいいことです)
そのご婦人の目が輝き出しました。(こういう所に目がいくってことは・・・やっぱり女性ですね)
そこから、ホントに楽しそうにお話をしだし、
姉が作ってきていた、小さな小物入れのバッグに・・・、(私に作って持ってきていたのですが)
それを、プレゼントしました。
他のご婦人たちもいらっしゃたので、皆さんにプレゼント
自分で着物リメイクを楽しんでいる方もいらっしゃって、ロビーは、楽しい団らんの場となったのです。
姉も「こんなに喜んでもらえるなら、また作って持ってこよう」といってました。
長い長い入院生活、楽しみがないと、気持ちも萎えていきますよね。
姉は芸術派タイプの人なので、なんか一風変わっていて、ついていけない所が有ります。
でも、こういう、手が器用な面は、羨ましいと思います。
私が、高校生の時に2000円ぐらいでかった、化繊の着物をリメイクして、送ってきましたが
なんか、割烹着みたいで、イマイチ
自分の分は、センス良く作るのに・・・
作ってもらってなんですが、手抜きもいいところだと思う
昔ながらの柄
帽子とおそろい・・・もうちょっと、何とかならなかった?
話を戻しまして・・・
母がやっと、手術室から出てきて、輸血もしてあったので、説明の時にはその話もあったので覚悟はしてましたが、
大丈夫だろうか?そう、思わずにはいられませんでした。
覚醒はしていたものの、また眠りに入ったので、一時引き上げ、夕方兄がまた病院に行くという事で
病院を後にしました。
兄弟3人で、うどん屋さんに入り、遅い食事をして、
母が無事退院するまで、兄弟一致団結できることを願いながら・・・・解散となりました。
翌日、母の付き添いに、不安な思いをしながら行きました。
元気でした・・・
でもね・・・・なんか、口をもぐもぐ・・・
「ちょっと、あ~~んしてみて?」
えぇ~~~~~~~、ガム食べてるやん、ウソやろっ
どこから?触ってみたり、臭いを嗅いでみたり、間違いなく ガム!!
絶対に病室の人からもらえるはずがない、みんな動けない人ばかり
まして、看護士さんが食べさせるわけがない
すぐさま、口から、つまみ出して、看護士さんにしらせるが、ただ、驚くばかり
ほんと、みてないよね。
昨日手術して、意識もうろうとしていた母が
「くちゃくちゃ・・・」やってる、その姿におちびが目に浮かぶ
(ワンコ用のガム食べてます)この画像何回使いまわしただろう?お気に入りです。
ガム食べてる母に、どうしたの?ッと聞いても
「噛んで、噛んで、また、噛んで」としかいわない・・・(笑)(水戸黄門の歌みたい)
謎のまま。
不思議でしょうがない・・・。
昼ごはん(ほとんど食べなかった)が終わって、歯磨きさせると、歯についていたガムが出てくる、どこに、隠してた・・・
でもね、同じ病室の認知患者さんを見ていると、信じられないような事をやってのけるんですよね。繰り返し繰り返し。
始終監視していないと、事故は防げない。
昼から起こしておかないといけない母。(夜寝かせるために・・・)
でも母は、寝てしまう・・・そして気付くと、私も椅子に座って、気持ちよくうたた寝をしています(意味ないじゃん)
そうこうしているうちに、ベッドでのリハビリの時間が・・・
リハビリ中も、目を開けずです・・・いつも、夕方から就寝まで付き添っている、兄は、大変です。
とにかく、頑張って・・・なんとか、立ってトイレへ移動できるまで回復してもらいたいです。