お布団のお手入れしてみませんか？

晴天が続き、丸洗いや打ち直しの依頼が増え始めました。



冬の間大活躍した羽毛ふとんや毛布こたつ布団など、押入れにしまう前に一度丸洗いしてみませんか？



汗がしみこんだお布団にはホコリやダニなど、見た目には汚れていないようでも、中は案外汚れていたなんてこともあるんですよ。

　　

当店では丸洗い後、除菌・抗菌加工を施し、約一週間でお届けさせて頂きます。
お布団以外にも絨毯やカーペットなどご家庭で洗えないもお任せ下さいね。

そして本日は打ち直しのご依頼のあったお宅で、先代の頃から使っていた布団だという事で綿を拝見したしたところ、さすがにもう寿命という事で新調して頂きました。
めん綿の利点の一つとしてペチャンコになったお布団も打ち直しすることで、またふっくらとしたお布団に再生が可能というのがあります。
お客様からお預かりしたお布団の生地をはがし、中綿を解綿機にかけ、固まったわたの繊維をほぐし、もう一度綿にふくらみを与えます。
ただ何度も打ち直しをしているうちには、その過程で綿そのものの繊維が切れたりしてどうしても短くなってきます。

繊維が切れてしまった綿ではもちろんカサも出ませんし、それ以前にめん綿の持つ保温力や吸湿性も大幅に低下してしまい、いくら側生地は新しくなって見た目はきれいになってもお布団本来の機能性はというと？？？となってしまいます。
本日も実際にお客さんの目の前で綿をお見せして、打ち直しをするより買い替えの方が長い目で見て、絶対にお得ということで買い替えして頂きました。



『じゃあ、打ち直しって何回できるの？』という事になると思いますが、実はこうした繊維の短くなった綿でも打ち直し自体は可能なんです。
ただ先ほども言ったようにせっかくお金をかけても、出来栄えが悪くすぐにぺちゃんこの煎餅布団になってしまいます。
打ち直しを繰り返していく過程で新しい綿を補充するなどちょっとしたことで、それはある程度防ぐことができますが、さすがに限界というものもありますので、まだ使える綿か分からないとお悩みの方は是非ご相談ください。
お布団一枚一枚にあったメンテナンスを提案させて頂きます。
お届けした敷ふとんには良質の綿を入れて仕立ててありますので、これから先何十年とご愛用頂けるかと思います。

本日はお買い上げ、ありがとうございました。