『寝具のゆたかや』 店主のきまぐれ日記

お届けするのは快適な眠りです。

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ウキウキする季節が到来

2022年06月19日 | 日常の出来事
昨日は雨の中、オヤジが所属する祭団体の竹取り並びに油抜きの作業でした。
竹取りとは手筒花火を作る為の最初の作業で、読んで字の如く竹を切り出す作業になります。
竹取りには各団体ごとにそれぞれ秘密?の竹藪があるんですが、オヤジ達の切り出す竹藪はこの山の中。



正直足元の悪い急斜面で蚊に刺されながら竹を切り出すのはかなりの重労働。
しかも、オヤジ達が目指す竹藪は写真左に見える竹藪ではなく、急斜面を登ったずっと先にある。
さらに昨日の豊川はあいにく雨との予報。
まっ、これもきれいで安全な手筒花火を出す為には避けて通れない作業ですので仕方ないですよね。



とはいえ、都合の良い時だけおじいちゃんに変身するオヤジ達は、雨に濡れない高架下から
『何かあれば連絡しろよ!   車の番は任せとけ!』
などと口々に言いたいことを言い、山に入って行く若手?の後姿を作業後飲むお茶やスポーツドリンクの入ったクーラボックスにこっそり(いや堂々と)
入れて来たビール片手に見送るだけでしたけどね。(笑)
そして、無事に竹を切り出した後は、後輩の畑に移動し油抜きの作業。
竹は油分の多い植物なんですが余分な油を抜く事により、手筒花火に使用しても大丈夫なくらいな強度が生まれます。
油抜きには火を使う方法と、熱湯を使う方法があるんですが、オヤジ達の地域では火を使って油を抜いていきます。
まずは火床となる約1×2m位の穴を掘るんですが、ここでやっと役に立たないジジイ達の出番。
山にも入らずビールを飲んでたせめての罪滅ぼし?という事で穴掘り作業を・・・
いつもなら穴掘り作業もそれなりに汗をかく作業なんですけど、昨日は雨で地面もやわらかくなっていて汗一つかくことなく楽々作業終了。



そして、火が熾きたら頃合を見計らって竹を投入し、後はウエス片手にひたすら油を抜いていく。



ただ、この作業はむちゃくちゃ熱く、例えるならまるで護摩行と同じようなもの。
油抜きをしてる間は当然火のそばを離れることができず、作業をしてる人間の油(水分)もとんどん抜けていく。



観客もいないこの地味な作業は、ある意味手筒花火を揚げるよりよりはるかに熱いかもね。



熱さに耐えながらも無事油抜きの作業が終わった頃には、美味しそうな燻製も出来上がってました。



来週は手筒花火を作る最終工程、筒掃除に縄巻きです。

さて、本日はお得意様にダクロンの敷ふとんと打ち直しのご依頼を頂きました。



繊維1本1本に4つの空気孔を持つ通気性に優れたかるいダクロンは、繊維1本1本に空気をたっぷり含んで軽量で心地よい暖かさがあります。



また、ダクロンは丸洗いも可能で乾きやすいのも特徴ですが、サイズ的に個人宅での丸洗いはちょっと厳しいので、丸洗いの時は是非当店にお任せ下さいね。



一緒にお預かりした打ち直しは、約1週間程でふかふかにしてお届けさせて頂きますね。
本日はお買い上げありがとうございました。
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