打ち直し

先日お預かりしたロングサイズの敷ふとんが仕上がりました。
中綿に上質な綿が使われていたこともあり、まるで新品のような仕上がりです。



今晩からはふっくらふかふかの敷布団でお休みくださいね。
お買い上げありがとうございました。

そして、本日は新規のお客様よりやはり打ち直しのご依頼です。
『おばあちゃんの代からの布団なんだけど使えるか見て欲しい。』
ということでお預かりさせて頂きました。

そして早速、いつものようにお客様の目の前で中綿のチェックです。







結果はバッチリ。
生地はさすがに古さを隠せませんが、どれも打ち直しすれば使用できるものばかりです。
ただ一緒に出されたお座布団の一枚のみが、残念なことに寿命が来ていました。



写真を見比べれば、素人でもその差が分かると思います。
でも、正直言ってこのような綿でも打ち直しをすることは可能なんですよ。
ただ、前にもお話したように、打ち直しをしても保温力も、カサ高も　製品の仕上がり具合もパッとしません。

ふとん屋さんの中には売り上げになればと、このような綿でも平気で製品に加工するお店もあるようです。
当店ではこのような場合、お客様に打ち直ししてよかったと喜んでもらい、且つ無駄な出費をさせないためにも、事情をよくお話し処分させて頂いています。
ただ、驚くことにお年寄りの中には昔の綿だから良いものだと、信じて疑わない人もいるんですよ。
本日もお客様によく説明し了解の上、こちらで責任もって廃棄処分させて頂きました。

今回お客様のご希望は普通の敷布団を一枚、二枚敷きの敷ふとんを二枚と普段座布団を五枚、もし可能なら合掛ふとんが一枚欲しいとのこと。
綿の量も十分入っていましたので、ご希望通りの商品をお届けできると思います。
押入れにしまいこんでいた使わなかったお布団も形を変え、これでまた大活躍できますよ！

本日はたくさんのご依頼ありがとうございました。