キリコ法用座布団

初盆で飾ったキリコ灯篭を利用した、法用座布団のご注文を頂きました。
キリコの幅は座布団を仕立てるにはかなり幅がせまく、キリコだけで仕立てると、どうしても何カ所か継ぎ目ができてしまいます。



さらにキリコに使われている金襴の生地は通常の座布団生地に比べると硬くゴワゴワしている為、継ぎ目だらけの見た目もそうですが、何よりも座布団本来の座り心地が損なわれてしまう為、当店では紫または赤の座布生地を真ん中に配置し、金襴で縁取る仕立てをお勧めしています。



大きさも通常の法用座布団より一回り大きく、袈裟を着ていてもゆったりと座って頂けるようになっています。
もちろん、大きさはお客様のお部屋に合わせどのようなサイズにも仕立てが可能です。
今回、お客様は大切なご先祖様を供養する為の座布団だから、最高の綿を入れて欲しいとのことでしたので、心を込めて仕立てさせて頂きますね。



また、お座布団を作った残り生地で、数珠入れを作り、故人の記念にと親族のみなさんへお配りする方も増えています。
今回もご家族用にと仕立てさせて頂きました。
座布団も数珠入れもサイズはご希望に合わせて仕立てが可能ですので、是非ご相談くださいね。
本日はご依頼ありがとうございました。