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『ミモザの島に消えた母』 2016年7月20日 エスパス・イマージュ

2016-07-20 22:20:15 | 映画 み
ミモザの島に消えた母』 を試写会で鑑賞しました。

深い理解が必要な映画である。

【ストーリー】
 30年前に「ミモザの島」という島の海で溺死した母親の事件を、40歳になっても引きずっていたアントワン(ロラン・ラフィット)。アントワンは母の死の真実を調べようとするが、家族は口を閉ざしたままだった。アントワンはミモザの島を訪れ、母のもう一つの顔と家族が封印した、思いも寄らない真実にたどり着く。


ネタバレ的な感想を含んでいますので、まっさらで見たい方は以下読まないでください




言葉に出せないこともある、墓場まで持っていく秘密もある、それは誰かのために行っている。
その行為が許されようが許されないことであろうが、そうするのである。
運悪く言わなくてはならない時にどのように伝えるのか
正直に話すか、嘘の上塗りをするかは悩み処である。
この映画は誰の立場で見るかにより、評価が変わりそうである。

内容は想像もつかない(と思う)。
けど、最後にあるのは希望か絶望か...それでも人間は生きていくし、一人で生きるには厳しい。

この映画で描かれている人は犯罪を犯したわけではない。
倫理の世界であるが、その倫理は年を重ねることに罪深くなっていってしまうのであろう。
なんか難しい話になってしまうが、観てそれぞれの意見を聞いてみたいものである。
私は言う必要のないことは言わないし、苦しかろうが墓場まで持っていってほしいと思う。
からあの人の告白が理解できないのである。

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