所在地:長野県飯田市伊賀良北方
現状:山林
遺構:郭、空堀、切岸
状態:遺構が残ります
表示等:なし
駐車場:妙琴公園駐車場
松川と闇沢川が合流する辺り、妙琴公園西側の標高755mの山頂が城跡となります。
尾根上を辿れば笠松山を経て大平や清内路へ抜けられます。
小笠原氏が物見又は狼煙台として利用したのでは、と考えられているようです。
付近を通る登山道とかも無いようなので訪問を躊躇していたのですが、最近、妙琴公園から笠松山へ登られた方のログを拝見しまして、そのコース上でしたので訪れてみました。
駐車場脇の林道ゲートから出発。
林道から降りて闇沢川を渡る。
この日はなんとか飛び越えられる川幅。
尾根に取り付き少し進む、直ぐに東側からの尾根との合流点に到着、
そこから南へ一旦下る。
下った鞍部からこれから進む尾根を望む。
鞍部から急尾根を登ると平場のある小ピークに到着。
平場になっているだけですが、主郭西側の備えから考えるとこちらも鞍部からの急尾根
となっており出郭のように感じられます。
小ピークを過ぎ北西へ、再び急尾根を登る、尾根が向きを変える辺りで少し平らに。
奥に切岸を見る。
切岸を上がると狭い平場とその先に少しの高みがあり細尾根へと続く。
30m程進むと尾根幅が少し広がり、浅めの空堀に出合う。
空堀を越え一段上がると平場とその先に山頂の主郭を見る。
山頂の主郭。
山頂の郭から南西側は急尾根が20m程下っており、
自然地形をそのまま背後の備えとしたと思われます。
主郭の北東側の10m程下にも平場と切岸が見られました。