飯田市の埋蔵文化財地図に拠れば、天竜川の左岸、塩田沢川の南側段丘上が城跡となる。
塩田沢川をはさんで北東の兎城城跡とは500m程の距離である。
しかし謎の城跡です。
2012年に伊那市で催された「長野県の城絵図展」の資料目録で
「信州伊奈郡老ノ屋布城 四ケ城図四枚ノ内」の絵図によって
日の目を見る事となったように思われます。
絵図の中にある地名、地形等は確かに龍江のこの地に間違いないようなので取り敢えず付近を散策してみました。
龍江公民館から見る北側の城跡方向。
道路に沿って段丘上へ。
右側から緩斜面となって左側は空堀状に見える。
北側へ少し進むと広庭農園さんの果樹園に着く。
絵図にも、一面畑 今此辺ヲヒロニワト云、とある。
さらに北へ。道路から西側へ入る細道があり少し入り込む。
住宅地の中、西側に下る細道付近。
細道は堀状の窪みを西側へ下って行く。絵図にある堀跡か?
道路に戻って再び北側へ進む、分岐を右手にとると段丘北側端。
左側が本丸の辺りになるのだろか。
分岐に戻って左手の道路は西側へ緩く下って行く。
本丸と思われる辺りを南側から見る。
おいの藪、とはこの辺りのことか?
道路は大きく曲がって南へ向きを変える。
対岸がよく見える。
道路が向きを変える辺り。南側を見る。
南側に進んで北側を振り返る。
城跡北側の段丘下、塩田沢川沿いから城跡を見上げる。
絵図にある堀跡はこの辺りか。
地理院地図で場所を確認。
龍江公民館はココ。
広庭農園はココ。
おいの藪?はココ。