ブログ・クロウキョウ

文京の働く愉快な仲間たち

タカオ

2010年11月22日 10時38分09秒 | レポート
 11月20日(土)夜、南大塚ホールで「私は犯人じゃない 冤罪被害者の叫び」という集いが開かれました。
 オープニングに桜井昌司さんの歌と詩で獄中29年を語るというので楽しみにしていたのですが、残念ながら夜は都合が悪くて、昼間のプレ企画・布川事件ドキュメント上映会「ショージとタカオ」を鑑賞させていただきました。
 上映後、タカオこと杉山卓男さんが舞台あいさつを行いました。きびきびしたショージこと桜井さんに比べ、いつもひょうひょうとした印象で口元に軽い笑顔を浮かべ、口数の少ない杉山さんは、この映画の中で私生活を公開し、仮出獄後の仕事、結婚、子育てをありのままに、自然体で現わしているのが、とても好感が持て、こういう人に女性は弱いのかな(?)という感じがしました。
 挨拶の中で、今度、東京芸術座が舞台化してくれることと、現在、水戸地裁での再審公判が来年3月16日に判決日が決まったことなどが報告されました。
 帰りに出口でお客様をお見送りしていた杉山さんと握手をさせていただきましたが、
いかつそうな顔に似合わず、とても、柔らかい手で好感が持てました。

 桜井さんの出番まで居たかったのですが、この日は、私の都合であえずじまい。
とにかく、ショージこと桜井さんとは、仮出獄後、この日の司会の中澤さんに紹介され
区内の労組を、桜井さんが作った「壁の歌」のCDとポータブルプレイヤーを持って
支援要請に回ったので、いつもその時のことが思い出されます。
 その後、桜井さんは区労協の催しものに参加した時は、いつも得意の喉を披露してくれました。映画の中でも、文京区民センターで歌った「ダニーボーイ」が紹介されています。
 いずれにしても、えん罪布川事件は、最終局面を迎え、当然のことながら無罪判決を
確信できますが、仮にそうであっても、検察側の抵抗も予想されます。
 そのためには、もう一回り世論を喚起していくことが大事なようです。
ドキュメント「ショージとタカオ」が話題を呼ぶようになればいいのですが…。

 

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