昨日は暴風の影響でJR北陸線の列車の多くが運転取りやめとなり、金沢から福井へ帰る足がなくなったため、仕方なく駅周辺のビジネスホテルに宿泊することとなった。前日のテレビのニュースでも台風並みの風が吹くと言っていたが、まさかこれほどまでとは思わなかった。考えが浅かった。
大変だったのは、今年度の新規採用者たちだ。JRがストップしたため、高速バスに切り替えて名古屋まで行き、新幹線に乗り換えて東京の基礎研修へ行ったようであるが、人事担当者と何度も連絡を取り合うなど、採用早々大変な目に遭ってしまったようだ。
新規採用といえば、国家公務員の新規採用者が来年度から大幅に減らされるということで、メディアの論調も賛否両論のようである。若年者層を減らすのであれば事務的な業務の見直しや廃止によって業務量も減らすべきだと思うのである。しかしながら、悲しいことにマネジメント層の人達はそんな感覚を持ちあわせている人は少なく、業務量を減らすことにあまり関心を示さない。むしろ、業務量を増やすような指示を平気で出したりするのである。その指示が結果として行政サービスの向上に繋がるようなものであればよいが、必ずしもそうではないものが多いことが問題なのである。
要するにマネジメント層の人達は何のためにその仕事をするのか、その仕事の結果、どのようなことが期待されるのか、部下に対して絶えず示していくことが必要であり、部下はその仕事の成果を覚えながら、行政サービス向上に対する自身のモチベーションを維持していくものではないだろうか。
組合活動における交渉についても、交渉そのものは形式的なものになりがちであるが、問題は交渉相手がその交渉内容を真摯に受け止め、取り組む姿勢をみせてくれるかどうかである。交渉後に交渉相手がどのような行動を執り、どのような結果になったのかについて常に見極めていき、組合員にとって最も最適な結果となるような交渉ルートやスタイルを模索していく必要があると思われる。
≪北陸ナマズ≫