ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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ひとつの光明

2012-04-17 20:29:41 | 日記

東京では既にソメイヨシノは散ってしまい、ヤエザクラやシダレザクラが満開となっている状況なのですが、中央本部事務室内の室温は未だに低く、スタッフは、皆、カーディガン等を着込んで事務をとっているという状況です。個人的には、今冬は風邪をひくことなく過ごせたのに、このままでは、春に風邪をひくことになってしまいそうです。本当に肌寒い。

そのような環境の下、さらに心を寒々とさせるかのように、13日(金)に「被用者年金一元化法案」が国会に提出されました。厚生年金に国家公務員や地方公務員、私立学校の教職員も加入させるとするものであり、いわゆる2階部分(報酬比例年金)を厚生年金と統一させることが柱となっています。また、現行共済年金の公的年金としてのいわゆる3階部分(職域年金)は廃止し、廃止後の「新たな年金」については、別に法律で定める旨も規定されています。加えて、岡田副総理の下に「共済職域部分と退職給付に関する有識者会議」が設置され、これから具体的な議論が行われることとなっています。

これら一連の動きを受けて、国公連合は、16日(月)に民主党政策調査会の財務金融部門所属の主要な議員に要請を行いました。要請の第1点は、「一元化法案」に規定された「新た年金」の創設に関しては、民間の企業年金に見合うような事業主負担がある公務員型企業年金の創設に向けた検討を行うこと。そして、第2点は、「有識者会議」での検討に関して、退職手当等に係る制度の見直しにあたっては、労組と十分な交渉・協議を行うとともに、「官民格差」の是正については、「新たな年金」の創設等と併せて官民均衡を図ること、ということです。民主党においても、この要請を真摯に受け止めて、対応していただくことを願ってやみません。

このように、私たちにとっての重大な勤務条件が次々に変更される一方で、肝心の国家公務員制度改革関連4法案は未だにたなざらし状態であり、忸怩たる思いは募るばかりです。

そのようななか、少し明るい動きもみられています。、明日、18日に、国税庁職員労働組合(仮称)が設立大会を開催するのです。発足後には、国税労働組合総連合(国税労組)に加盟する予定とお聞きしています。昨年の金融庁職員組合に続いて、新たに私たちの仲間が増えることは実に喜ばしいことであり、設立に尽力された方々に敬意を表します。やはり、最後の最後まで、希望は捨てないようにしなければいけないのでしょうね。

【ふく福】