あなたから一番遠いブログ

自分が生きている世界に違和感を感じている。誰にも言えない本音を、世界の片隅になすりつけるように書きつけよう。

報道されない焼身抗議

2014年11月13日 18時53分24秒 | Weblog
 福島県警捜査二課の警部補が自殺をしていたというニュースが詳細に報道されている。同課では今年に入ってパワハラ問題や捜査費の盗難事件が起きていて、すでに二人の警察官が自殺している。
 かたやほとんどマスコミから無視されている自殺がある。昨日の日比谷公園での焼身自殺だ。
 この事件については未だに第一報以外の情報が何も出て来ない。ほとんど報道されていない。しかしこれが安倍政権の集団的自衛権行使容認や米軍の辺野古移転への抗議自殺であることははっきりしている。
 マスコミは自殺報道に慎重だ。プライバシー侵害や連鎖自殺が起きるのを恐れているからだが、しかし冒頭に紹介したように社会的意味の大きな事件の場合は、ちゃんと報道している。今回の自殺はまさに国家権力に対峙する実力闘争である。報道すべき十分な理由がある。
 すでに集団的自衛権行使容認への焼身抗議は二件目である。しかもそれはどちらも東京の真ん中で起きている。百歩譲っても首都圏中枢で火を放っているのである。治安問題としても重大問題だろう。それにも関わらずなぜマスコミは報道しないのか。
 このままでは自殺した人はまさに犬死にである。抗議の意思を表明したいのに、それがマスコミによって抹殺されるのだ。もちろん本人もそれはわかっていただろう。しかしそれでもやらなくてはならなかったのだと思う。
 こんな風に事件が消し去られていくとなると、これはもう中国や北朝鮮並みの報道管制、情報統制と言わざるを得なくなる。そうなれば、もっともっとやらなくてはならないと思う人達によって、今後こうした抗議はますます増えるだろうし、過激化していくだろう。
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