なんとなくだが何かがほんの少し変わってきたような感じがする。
昨日の京都大学への120人の武装機動隊を使った家宅捜査が大きく報道されている。ついでにというか、その前日の東京の前進社への捜索も映像付きで放送された。ぼくが組織活動家だった頃は、別に珍しい光景でもなかったが、とりあえず中核派には良い宣伝になった形だ。
前の記事で無視されていると書いた焼身抗議の続発もベトナム反戦運動を思い起こさせる。その上、総理大臣が自ら革マル派がどうのこうのと発言している。もちろん反原発、反集団的自衛権の官邸包囲デモも60年安保闘争以来の大爆発を見せた。
実を言えばノーベル平和賞を受賞するマララ・ユスフザイ氏も第四インター系、つまりトロツキスト系の活動家であるようだ。
もちろんそんなに単純な話ではないだろうが、歴史の必然として右翼が台頭するときには左翼も躍進する。先進国の極右とイスラム系極右であるイスラム原理主義が激しく対立する中で、中道・中間主義的勢力が没落し、下層の庶民が自分たちの思いを託すべき行き先を見つけられなくなってしまった。そこには当然左翼の登場が望まれるはずだ。
もちろんマスコミは本質的に体制を守り維持する役割を持っているから、本当の意味での反体制である左翼を肯定するような論調には絶対にならない。しかしたとえ批判的、否定的に報道されるとしても、そもそも左翼の動きについて報道せざるを得ないということが、こうした背景の存在を示している。
ただ残念ながら今の左翼、マルクス主義者は自分たちの思想に真摯な反省を加えていない。なぜ自分たちが没落したのか、どうすれば再び人々にマルクス主義を承認してもらえるか、そうしたことを本気で考えなければ、左翼が現代世界の人々の苦しみを担うことは出来ないだろう。
それは実は切実で喫緊の課題であると思う。
昨日の京都大学への120人の武装機動隊を使った家宅捜査が大きく報道されている。ついでにというか、その前日の東京の前進社への捜索も映像付きで放送された。ぼくが組織活動家だった頃は、別に珍しい光景でもなかったが、とりあえず中核派には良い宣伝になった形だ。
前の記事で無視されていると書いた焼身抗議の続発もベトナム反戦運動を思い起こさせる。その上、総理大臣が自ら革マル派がどうのこうのと発言している。もちろん反原発、反集団的自衛権の官邸包囲デモも60年安保闘争以来の大爆発を見せた。
実を言えばノーベル平和賞を受賞するマララ・ユスフザイ氏も第四インター系、つまりトロツキスト系の活動家であるようだ。
もちろんそんなに単純な話ではないだろうが、歴史の必然として右翼が台頭するときには左翼も躍進する。先進国の極右とイスラム系極右であるイスラム原理主義が激しく対立する中で、中道・中間主義的勢力が没落し、下層の庶民が自分たちの思いを託すべき行き先を見つけられなくなってしまった。そこには当然左翼の登場が望まれるはずだ。
もちろんマスコミは本質的に体制を守り維持する役割を持っているから、本当の意味での反体制である左翼を肯定するような論調には絶対にならない。しかしたとえ批判的、否定的に報道されるとしても、そもそも左翼の動きについて報道せざるを得ないということが、こうした背景の存在を示している。
ただ残念ながら今の左翼、マルクス主義者は自分たちの思想に真摯な反省を加えていない。なぜ自分たちが没落したのか、どうすれば再び人々にマルクス主義を承認してもらえるか、そうしたことを本気で考えなければ、左翼が現代世界の人々の苦しみを担うことは出来ないだろう。
それは実は切実で喫緊の課題であると思う。