今の時期は7時前には家を出ます。
まだ外は暗闇が続いています。
車で約10キロ。
しばらく走っていると、7時半には明るくなってきます。
空の色が黒い色からだんだんと薄いグレーの色に変わっていきます。
周りの景色もだんだん見えてきます。
朝の明るさの変化で、その雰囲気が春の訪れを感じ始める季節です。
外気温はまだまだ肌寒いのに、なんとなくもうすぐ世の中が明るくなると言う印象が感じられます。
これからの時期は、少し心の中にも変化があります。
同時に、日本中でスギ花粉が飛び始めます。
鼻がぐずぐず言い始めます。
鼻水がどんどん出始めてきます。
それはそれで困ったものなのですが、気持ち的には少しだけ明るい印象を持ちます。
意識がふわふわ気持ちが明るく。
そうなってくる季節は、閉じ込めておいた気分が外に放散されてきます。
土の中にいる虫たちの卵も、ワクワクする季節になってきているようなのです。
人の心も同様に、奥底にため込んでいたわだかまりや不満やモヤモヤしたものが外に出ようとしてきます。
春先は変わった人が増えてきます。
実は人が変わっているのではなくて、誰しもが持っている心の奥底の泥というか、ヘドロというか、ゴミというか沈殿していたものが流れ出てくるのだと思います。
それはきっと誰でもあるような沈殿物だと思います。
私にもあります。
全員のそれが一気に外に出てきます。
そういうものが全て集まって季節の風に沿って流れていきます。
どんどん明るくなっていくから、気分的には許される気になるのでしょう。
同じ事でも、寒い冬の中では、それが許される気になりません。
やはり自然と言うものはそれだけ偉大なものであります。
自然をおろそかにしている人間の愚かさをつくづく感じます。
もっともっと自然の中でいいと思うのであります。
この明るくなっている季節の流れを身体じゅうで感じ取ることが 人として哺乳類の生き物として非常に重要なことの一つだと思うのであります。
都会に住んでいると、そういうものがあまり感じられません。
24時間、明明と電気がついているような都市の中ではそういうものはないでしょう。
いや、多少はあるかもしれませんね。
でも、それを身体で感じ取れるような、そういう風の流れは無いように思います。
だから、身体の調子が悪くなるのです。
おそらくそういった身体の調子悪さを、他のものに原因があると勘違いしているのです。
いや、勘違いと言うよりも、そういうふうに思い込もうと頑張っているのです。
いくら頑張っても違うものは違う。
やはり人は大自然を感じ取れるところに住まないと機能不全になってくる。
おそらくそこを認めない現代の都市生活が最大の大きな問題だと思うのであります。
未来への警鐘として。
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