週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

#022 -’10. 別荘の入手(そのニ)

2010年01月31日 00時00分01秒 | 別荘生活
別荘の入手(その一)は2007年2月6日にアップしてあった。
今年は2010年であるから既に三年近くが経とうとしている訳である。
時が経つのは速いというか、書き忘れていたと言うか、気が向いたので(そのニ)を書くことにする。

数時間の説明で手付けをうって、予約した物件は土地と建物がセットになったもの、すなわち建売物件である。
別荘販売の営業マンの方の説明に従い、手付けを打ったもので、永年抱いていた夢が現実に成った物ではない。
完全に思考の中になかった物が降って湧いてきたようなものである。
嬉しさも一入である。
煩わしい建築もない、その物件は建売であるから我が家にもってこいである。
その建売には一般受けする内容が全て組み込まれている。
薪ストーブもウッドデッキも床暖房も備わっていた。
そこは別荘に関するプロである。
欲しいと思われるものが全て完備しているのである。

しかし、我が家が決断したのは、建物でも設備でもない。
そんなものは只単に付録で付いてきたおまけのような物でしかない。
遠くに仰ぎ見る事が出来るこの地が気に入ったにすぎない。
そんな所が多くの別荘を手に入れた方のブログやHPの方達との違いかもしれない。
HPやブログを書く方々は別荘への思い入れの大きさと言うか情熱がある。
何年も掛けて別荘地を探し、何件もの建築業者に当り夢を実現する熱意には敬服する。
だからブログやHPでその別荘に対する”思いの丈”や”考え”を書く熱意の発露の源になるのかもしれない。
その様な意味では、物事への思い入れの少ない自分のことである。
(この自己分析は、ブログを書くようになって気がついた。)
別荘の入手に当たっての情熱の無さであった。
天邪鬼の自分の事である。
自分と同じような考えで入手した人は矢張り少ないかもしれない。

手付けを打った時には建物の建築は始っていた。
その物件を見に来るのが楽しみでもあった。
それまで、別荘地としての蓼科は記憶が有っても原村自体の認識はなかった。
最近では鉢巻道路やその周辺から見える八ヶ岳などの山々は蓼科の比ではないと思っている。
それでも別荘と言うと頭の中では、蓼科と軽井沢と伊豆が頭に浮ぶからから不思議である。

別荘に対するそんな思い入れの少ない我が家の手付金である。
流れてしまっても惜しい金額で無いわけではないが、結果的にこの物件はキャンセルするとになってしまった。
それは、自分が2X4の建築方法を誤解してた事に由来する。
2X4ないし2X6の建築方法は気に入っていたが正確には知らなかった。
その誤解もあり建築途中を拝見していて、その物件を買う気持ちが失せてしまったのである。
その為予約をキャンセルして、他の多くの方(思いの丈の詰まった方達)と同じ別荘地をゲットすべく放浪旅が始ったのである。

それまで別荘の「べの字」も考えた事が無かったのに、一旦手付けを打って別荘生活が始ると思いこんでいたから、その夢は広がるばかりである。
なのに、建売物件が気に入らないと言っても、別荘が欲しいと思う気持ちに火が点いてしまったのである。
その火種は簡単に消える物ではない。

その三へ続く。気が向いたときにでも。

原村からの北アルプス方面。

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