週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

§ テロの犠牲者Top 15 Countries by Cumulative Fatalities from Terrorist Attacks (1970-2017)

2020年01月19日 19時21分16秒 | ユーチューブ

すでに。10年前になりますが『§ 自爆テロ』と言う記事でテロの一部分の自分の考えをのべました。ユーチューブで半世紀約50年間のデータの推移がありましたのでアップします。

1(テロに立ち向かう崇高な人を想い)  

1970年から2017年のテロ攻撃による累積死亡者数上位15国の推移をグラフにしたものです。このグラフを観た時に書きかけで放置していたユーチューブ動画です。今回の中村医師の惨劇を想い、世界では如何に多くの方達が尊い命を落としているか知ってほしくてアップする次第です。テロに遭遇することの少ない日本に居ることが、どんなに幸せなことなのか自問自答しています。そして、その安住の地を顧みずに自己の命を賭して、紛争の地に向かう崇高な人々を偲ぶべきかと感じずにはいれらません。

2(このグラフの特殊性)

一概にテロと言っても、大変難しい面がありデータの出典元でも、その点は論述しております。絶対的な統計データとしてとらえるよりも、考え方によって大きく異なることを念頭に置いてください。地政学的にテロの起きる地域は大きく偏在しています。このグラフの統計初期の英国(北アイルランド紛争です。IRA=アイルランド共和国軍として英国と紛争を戦い抜いた。今でも、一部の北アイルランドとアイルランドの国境にはベルリンの壁より高い壁が構築されている。単純化すればカソリックのアイルランドとプロテスタント系の北アイルランドの紛争です。今回のブレグジットでもこの北アイルランドの取り扱いが問題になっています。)を除き、中米、南米、中東、南アジア、アフリカなど政治的に混迷し(原因は宗教・政治・人種・紛争などおのおの個別ですが。)それと武器の蔓延(政治的に反対する勢力に武器援助をおこなったこと。)と共に政治的信条を広げる手段乃至は時の政権に反旗を手段とされたことです。その事が多くの民間人が犠牲になる要因でもあり、正規軍同士の戦では無く、民間人などを隠れ蓑にした戦法たるテロが蔓延しだしました。戦時国際法も何のそのです。日本の戦国時代緯線の時のように大将が名乗り出て戦が始まるなど今は無いのです。兵士たる軍人が命を落とすだけではありません。非戦闘員たる民間人が犠牲になるのです。スペイン内戦のゲルニカに描かれたドイツ軍の爆撃による殺戮が最初だとも言われています。テロと戦争、テロと紛争、テロと殺人との境界が不鮮明になりだしたのも、武器の拡散も大きな原因を作っていると思います。

3(統計上の曖昧さ)

このデータ上で、注意しなければならない点があること。それは、 Note that the data source has missing data for the year 1993.と記載されていますが、1992(1993)年のデータが欠落しています。また少し気になったのは、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロのテロリストを除いた犠牲者は2,977人が入っているのか気になりました。入っていても15位以内に入らない程、その他の多くの国民が犠牲になっているのです。ニュースになるテロの被害者と、テロのニュースにもならない日常的な殺戮が行われている地域がある事がどうしても解せません。先進国が関与していなければテロとして生命が弄ばれていてもニュース価値はないのです。一般先進国社会ではニュースにもならず流れても来ないのです。報道機関が全世界の事を知らしめるべく公平に正確に報道しているなどありえないのです。総てに色眼鏡のフィルターが架かっているのです。

4ーA(このグラフから感じる私の補足)こちらのグラフが始まる最初の西暦1970年で1位に飛び出しているのが驚きの永世中立国のスイスです。中立国であるが故に国民皆兵ですから、自宅にはライフル銃など武器が置かれています。でも、安定している国と思っていましたから一寸驚きです。直ぐに英国に抜かれます。1975年頃まではテロの被害者数が英国を除くとそれ程多くありませんから、再度述べますが統計上の母集団の数が少なく順位は意味をなさないです。棒グラフは積算を表していますから、グラフの初期の順位は意味を持ちません。あまりにも母集団が少ないためです。何か突発的な大量殺りくがあればTOPにおどりでてしまいます。ただ、英国の断トツの位置については意味が有ることは勿論です。(IRA紛争)

アルゼンチンが急伸する以前からペロン大統領が独裁的に政権運営を行っていた。独裁国家の鉄則通り政権が弱体しはじめた1974年からテロ活動は活発になります。政情不安とペロンの死亡で急激にテロの順位を駆け上がってきた。次に駆け上がってくるのがパーレビ国王が統治するイランです。時の権力者がその地位を失うと、テロなど治安が混乱するのが常。

4-B(このグラフから感じる私の補足)

1990年のトップ15です。1位、イラク。 2位、インド。3位、ペルー。4位、スリランカ。5位、コロンビア。6位、ガテマラ。7位、インド。8位、フィリピン。9位、英国。10位、レバノン。11位、モザンビーク。12位、トルコ。13位、イラン。14位、アンゴラ。15位、南アフリカ。  特に目に止まったのが、イラク  急伸してきたスリランカです。世界的に政治的にも経済的にも影響がないと自国にテロが関係なければニュースとしては取り上げられません。如何に国民が弾圧されて命を落とす事があっても報道されないのです。事実が総て貴方の目や耳に届いているわけではありません。届くのは偏った報道だけであることを認識せなばなりません。1996年にアルジェリアが、2004年にイラクが、2006年にアフガニスタンが急伸してきます。イスラム世界の政治勢力の独裁体制などが崩れる時期に増えています。

2010年のトップ15です。1位、イラク(フセイン政権が打倒されて政治的に不安定ですから納得)。2位、インド(カースト制度などの要素はありますが、理由は知りません)。3位、スリランカ。4位、コロンビア(共産勢力など政治的にも不安定ですし、麻薬の組織暴力など納得)。5位、ペルー(共産勢力など反政治勢力などの武力闘争、日本大使館も占拠されました)。6位、エルサルバドル。7位、アルジェリア。8位、ニカラグア。9位、パキスタン(個人的に、政治的にも不安定で、治安も不安をかんじてしまう国)。10位、フィリピン(島に依っては政治的にも不安定でかつ犯罪も多発)。11位、アフガニスタン(ロシアの侵攻、その後のアメリカなど政治介入)。12位、ガテマラ。13位、トルコ(トルコに訪問した時、ホテルに入る為に金属探知機のセキュリティーゲートが設置されていたのに驚いたことがあった。クルド人の問題などを抱えて居る為かも)。14位、ブルンジ。15位、ロシア。

データの出典:Data Source: https://ourworldindata.org/terrorism

Top 15 Countries by Cumulative Fatalities from Terrorist Attacks (1970-2017)

データの積算にも依るが、カンボジア中国の文化大革命や北朝鮮の殺りくなど独裁政治下での虐殺やアフリカに於ける異民族同士の内戦などの虐殺行為はデータとしてすら積算されずに沢山の人々が殺されていることに目を瞑る事はいない。テロとの定義には入らないのかもしれないが、その数は一桁も二桁も多いのが実情である。

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#023 -’20. 六本木ヒルズ界隈 

2020年01月19日 14時42分19秒 | 街角

今年も六本木ヒルズで港区ワールドフェスティバル2020のパスポートを頂きにお邪魔しました。

 

 

 

 

 

東京タワーがチラッと見えます。

パスボートの配布先の 六本木ヒルズ森タワー2階総合インフォメーション 港区六本木6-10-1六本木ヒルズにあがってきました。

 

東京に出来る新しいビルには次から次とブランドショップが出典しているが共倒れしないだけの購買力が東京にあるのか心配してしまう。

 

西麻布に向かう時の撮影の六本木通から西麻布に向かう霞坂です。

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