海山散歩人

古希を過ぎても、ライフスタイルは変わりようもなく、ジタバタしながら生きている高齢極楽トンボのブログです。

雪降し

2014-01-30 | ただの雑感
高校時代まで雪深い横手市で育った、雪には想い出が沢山詰まっている。

スキーが大好きで、よく電車(当時はディーゼル車)で
近くのスキー場に通ったことを思い出す。

雪が降ると楽しみが増えるのだが、不便さも増大する。

雪国の人に怒られるかもしれないが、スキーなどで雪を楽しむことがなければ、
毎日の雪かきなどは全くの苦痛でしかない。

屋根に積もった雪の重さは、雪の少ない地域の人には想像できないだろう、
屋根の雪を降ろさないと、戸が開きにくくなる、家がつぶされたりする。

高校時代、大学時代に帰省したとき、屋根に上って雪降しをする、

当時は父親と男3人兄弟の4人で作業ができたが、
現在は人手不足でいくらお金を用意しても作業できる人がいないらしく、
順番待ちで雪降しを行っているとのこと、
真冬は、少子高齢化の波をいつにも増して感じさせられる時季である。

夜深々とした空気は雪で浄化されたようで、
寒いけれど風邪は引かないような気がした。


雪降しは雪に慣れていないと難しい作業である、
雪経験のない人達が、直ぐにできる作業ではない。
自分が滑り落ちないように足場を固めて、屋根を傷つけないように、
スコップで一回分を切り取って建屋の外に全力で放り出す、
何回も何回も何回も、黙々と終日屋根の上にいた。

ニュースで故郷の豪雪状況が報道される度、
想い出の雪ではあるが、今になって大変さが実感できる。

露天風呂にでも浸かって身体を労り、
春を楽しみに粘り強く頑張って欲しいと思うのです。


雪降しのことはどれだけ書いても終わらないような気がしてきた。

高校時代、体育の授業にスキーがあり、全校スキー大会もあった。
受験を控えた3年生は、1日だけスキー場で過ごせる授業であった。

今思うと、何と素晴らしい授業だったことか、
雪の楽しさと、雪の重みを感じさせてくれた大事な青春時代だったと、
この時季になると想い出すのです。
コメント
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