同窓会の日、新幹線が止まった日

一年ほど前、大学時代の友人から電話があった

「いいリゾートマンションを購入したので、ぜひ泊まりに来て」
栃木県の塩原温泉の中にある、温泉かけ流しの大浴場もある豪華なマンションとのこと、
近いうちに行こうと思いながら、新居の工事やら引っ越しやらで一年が経ってしまった。

電話が来た。「三重県の○○が、湯煙マラソンに出場するので宿泊することになった」
「おっ、懐かしいねえ」「この機会に一緒に同窓会をしよう」ということで、
新居も概ね落ち着いたし、久しぶりに遊びに行くことになった。

東北新幹線で那須塩原駅で下車、車で迎えに来てくれていた


早速温泉に入るべく、豪華リゾートマンションへ


新緑に囲まれたお洒落なマンションである。
こんなリゾートマンションなら、大勢の友人に泊まって欲しくなる


ひと月の半分位はここで過ごしているらしい、奥様と過ごすこともあれば
一人の時もあるらしい。カレンダーには自分が使用する日と奥様が使用する日が
記入されており、ブッキングしないようにしている。なんと贅沢な定年後の生活である。

ひとっ風呂浴びて夕食開始、マグロ中トロ、モツ煮、こごみのサラダ、ホウレンソウのお浸し
その他地元食材で昔話と近況報告に花が咲く。〆は奥様手作りの炊き込みご飯


翌日、マラソンも終了し近くのホテルで爽やかな珈琲タイム


散歩コースも充実して、塩原温泉は奥が深い


この時期の川釣りはニジマス狙い？


こんな豊かな二日間を過ごして、帰りの駅に行ったら新幹線が運休している。
東北本線・鈍行列車でゆったりとこれまた豊かな時間を使って帰ってきたら、
新幹線運休のニュースが、何度も何度も放送されているのでした。　

親切だけどゆる～い町の自転車屋さん

最近購入した自転車にカゴを取り付けたい

買ったときは、好きに使えるからカゴがない方がいいという人もいる
ということで、バックなどを直接乗せられるかな？
と思って、カゴなしで、これで良しとした。

数日走っただけで、やはりカゴがあった方が便利と痛感して、
自転車店に行って、先日、買ったこの自転車にカゴを付けたいと
店員さんに頼んだら「純正のカゴになるので来週早々に入荷します」と、
「あっそう、頼んだよ」と信頼して帰ってきたが、
名前も聞かない接客に、どうにも、徐々に不安を感じてくる。

数日後に店主に電話する、大丈夫ですかと。

「えっ、そんなことが？」「やっぱり、電話してよかった」
「そのとき応対した従業員は、昨日辞めたんですよ」何と！
どうりで対応が変だったんだと変に納得してしまった。

急いで取り寄せることになり、数日後に取り付けてもらいに行って
数十分作業しても、カゴが中々取り付けられない。
取説をよく見ると、どうもこの自転車用ではないようである。

慌ててメーカーに問い合わせると、急ぎだったので概ねの品物を発送したとのこと、
工夫すれば取り付け可能であるが、純正品を取り寄せ再チャレンジとなった。

入荷しましたと連絡をもらい、毎週水曜日が定休日なので火曜日にお店に行ったら
「都合により臨時休業します」と貼り紙がしてある。

久しく個人商店で注文したことがなく、こんなことがあるんだと少し腹立たしくなるが、
イライラ・ストレスは身体に悪い、きっと相手にも寛容で自分にも寛容にして、
人通りの多い商店街は成り立つのだろうと自分を納得させて、
四回目の買い物でやっとカゴが付いたのである。

お店を訪ねたときは、流石に他の仕事を止めて取り付けてくれた


緩い接客？　管理？、自然とそんな風になってしまうのだろうか？
購入後の親切な細かいメンテナンスを期待しているのだが、
個人の自転車屋さんではこんなこともあるのだなあと思いながら帰ったら、
自宅前では、猫が５匹ゆる～く昼寝している、緩い一日でした。

夏日の海

やっと晴天が続き始めた

毎日が休日のような小生でも、長年の習慣からであろうか、
ゴールデンウィークが近づいてくると、何となくウキウキしてくる。

絶好の海日和であろう、駐車場が満車になる前に出かけよう、
本日は、小生担当の掃除その他の家事はお休みとする。

久しぶりに透明感のある海景色を見たような気がする、
どこか南国のような浜辺で休憩することができた


スタンドアップがゆったりと進む姿が暖かそう


それぞれのシーカヤックの試乗会が始まり、カヤックの限界に挑戦したりして
沈するのも苦にならないようであった


沖の小島を目指しながら、いつからスノーケリングしようか、
今日は潜ってもいいかな？　少し冷たいなあ、と迷いながらパドリングする


この水路界隈は海の透明度が高く、いつも良い写真が撮れる、
今年はウエットスーツも新調して準備はできているのだが


本日の海中はこんな感じ


浜飯の準備をして正解だった。カップラーメンとお稲荷さんで昼食


食べて満腹・満足していると、かなりの低空をジェット機が飛んでいく、
大きなエンジン音・飛行音を久しぶりに聞いた。

青空に機体がクッキリと映えていて、綺麗なブルーのジェット機、
このところ飛行機の事故が続いているので、何となく撮ってしまいました。

一年振りの事務所仕事

数日前、懐かしい声で電話があった

「事務所を留守にしなければなりませんので、留守番をお願いできませんか」
特に断る理由もなく、「やあ、久しぶり、いいよ」　
そんな感じで一年ぶりに出勤することになった。

この事務所は定年退職してから勤めた第二の職場で、それなりに思い出深く
この時期は年度初めの打合わせ会議が続いて、繁忙な事情がよく分かる。
眠っている通勤の感覚が少し甦り、背筋が刺激され少し直立するような気がする。

一年ぶりに事務机に座って一呼吸して、仕事の内容を確認する。
この時期の問い合わせ対応、来客への対応、あと何があるかな？
そんな一日が流れ始めるが、できれば電話もなく誰も来て欲しくないのが本音。

領収証なども使わないことを祈ってしまう


そんなに思い通りに一日が過ぎるわけもないが、何とか終業した。
気に入っている昭和を想い起す小さな歓楽街を通って帰ることに


こんなレトロな街の後ろに、覆いかぶさるように高層マンションが建っている。
一年前は工事中で鉄骨が組まれていたが、完成してくると圧迫感が伝わってきて
この街のバランスが崩れるような、これが自然淘汰？


一気に現代に引き戻されるような、青天の霹靂という映画のワンシーンのような、
何か、空が狭くなったような気がした帰り道でした。

ピュアな一日

ピュアな一日などと表現すると
ものすごくお洒落な一日のような感じがする。

なんのことはない、他にすることがないから草花や野菜を植えたりの
土いじりだけをした一日ということである。

久しぶりに終日晴天で、小さな花壇や猫の額の畑を耕して花を観賞して、
その次は野菜を収穫できるようにしようかと、やっと力仕事をする気になった。

そんなわけで園芸店に仕入れにいく、季節感が溢れている


花壇の整備は楽しい、作業の結果・効果が直ぐに出るから、
しかし、この仕事は小生の担当ではない


畑は厳しい、長らく放っておいた家庭菜園地に事前に有機石灰を撒いておいて、
シャベルで掘り起し、その後、鍬を振るってでザックザックと土を耕し作る。

ジャージに着替えて日除けの帽子をかぶり、手袋をして、
長靴を履いて、怪我の無いように万全の準備をして思い切り作業をする。

汗が噴き出てくる、きっと明日は腰が痛くなるはず・・・・
分かっちゃいるけど止まらない！！

苗はシュガートマト、枝豆、胡瓜、太ネギ、種は大根である。
何といっても枝豆君に期待がかかる、写真はパットしないがビールの友人である


苗を植え続けたら、疲れてきてレタスとベビーリーフは鉢植えにした


気持ちの良い一日、汗をかくと気分も軽くなる。
シャワー、そして一気にビール、ラーメン、昼寝となる。
実にシンプル、これしかすることがなかったピュアな一日なのです。