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捨て身の安倍封じに打って出た二階幹事長の「最後の切り札」

2021年05月29日 23時30分34秒 | 政治のこと



「責任は(安倍)総裁と私(幹事長)にある」 二階俊博幹事長がいきなりこう語った瞬間、記者団に緊迫した空気が漂った。5月24日、これまで否定してきた「広島買収1億5000万円問題」について当時の首相・安倍晋三の責任を認めたのだ。政権の屋台骨がきしみ始めた瞬間だった。菅義偉首相を支える二階が、ついに安倍の封じ込めに動いた。いわば「捨て身」の作戦だ。


 【画像】桜、森友の安倍政権…独自写真で振り返る「7年8ヵ月の軌跡」 河井案里元参議院議員は、2019年に行われた選挙で、1億5000万円という潤沢な選挙資金を自民党から提供されて議席を獲得した。広島の地で、大規模でなりふり構わぬ「買収」が行われたのだ。2020年3月、公職選挙法違反で摘発。


6月逮捕。河井案里は失職し、選挙運動を仕切った安倍晋三前首相の側近・河井克行前法相は罪を認め議員辞職した。安倍前首相の肝入りだった河井案里の選挙は、買収戦だったことが明らかになった。 今年4月25日、再選挙となった広島は、3月に広島県連会長になったばかりの岸田文雄前政調会長が失地挽回の陣頭指揮に立った。

しかし最後まで「自民政治と金」のイメージを払拭することができず敗北。尻拭いをさせられた岸田は、この結果を踏まえ、1億5000万円の詳細を二階幹事長に説明を求めることとなったのである。


 この件に関して二階は、こう言った。 「党全般の責任は(幹事長である)私にあるのは当然だが、個別の選挙戦略や支援方針はそれぞれの担当で行っている」 

そして、二階幹事長の背後にいた林幹雄幹事長代理が唐突に質問を引き取り、 「選挙資金は選対委員長が担当だった」 と言い放ったのである。 


◆「1ミクロンも関与していない」甘利の薄笑い 当時の選対委員長・甘利明税制調査会長は、薄笑いを浮かべてこう言った。 「(自分は)1ミリも関与していない。もっと言うなら、1ミクロンも関与していない」


 小学生か?といったら、小学生に失礼だろう。そしてさらに、痛いところをつかれたくない林幹事長代理がキレる。 

「党のことを根掘り葉掘り聞かないでほしい」 党のこと、政権が選挙のときに行った不正、有権者への不実を「聞かない」という選択肢は、メディアにはない。


この発言は、国民のみならず、身内の自民党広島県連からも「無責任で情けない」「これほど侮辱した言葉はない」と、猛反発をくらった。 


◆二階の「死なばもろとも」で次々噴出する安倍政権の暗部 衆院の任期満了が迫るなか、このままでは選挙に勝てないと慌てた二階がいきなり発言を翻したのが、冒頭の「1億5000万は総裁と私が」である。

 「河井スキャンダルの責任を二階さんに押しつけるのであれば、死なばもろとも、差し違える覚悟で安倍前首相を引きずり出したんですよ。そうすれば、細田派、麻生派、岸田派から竹下派までを黙らせることができるからです」(閣僚) 


自らの政治生命をかけた勝負に出た二階。自民党長老議員が言う。 

「半導体議連で、A(安倍)A(麻生)A(甘利)がそろい踏みしたときから不穏だった。二階は欠席し、『売られた喧嘩は買う』と漏らしていたんだ」

 そればかりではない「安倍vs.二階」には古くからの因縁があったと続ける。

 「安倍政権最盛期、安倍首相は二階派を加藤勝信官房長官に継承させてはどうかと打診した。安倍からすれば、高齢の二階に議員辞職を促し、党の実効支配を細田派か麻生派にして、安倍帝国を完成させようとしたんだな。

かつて小泉元首相が中曽根、宮沢元首相に定年辞職を促したことと似ているけど、『自民党をぶっ壊す』といった小泉元首相と違い、安倍は自分の権力の完全掌握を計った。目的がぜんぜん違う

それ以来、二階と安倍は敵対している。 今、二階は、幹事長であり続けなければ政治生命を絶たれる存在ともいえる」(同) 

新しい議連や各地の講演で存在感を強める安倍。

一方、菅政権の後見人である二階は、コロナ対応と発信力不足で内閣支持率が急落するなか、断崖絶壁なのである。

 ◆ポスト菅に「小池」で、安倍封じを画策 多勢に無勢の二階幹事長に勝機はあるのだろうか。

 「二階幹事長が菅首相にプッシュしたのが、困窮世帯への30万円給付。緊急事態の延長とセットで決定する。逆風の総選挙を最小限のリスクにとどめつつ、その後はポスト菅のサプライズ人事として、小池百合子都知事を担ぐ可能性も」 そう言うのは麻生太郎副総理に近い自民党幹部だ。わかっているだけで4月20日、5月11日と続いた「二階-小池会談」はただ事ではない。

 東京など人口集中地域にワクチン接種を優先してほしいという小池知事に、二階幹事長は、 「感染拡大が続いている東京を抑えるというのは良い考え方だ。日本全体にとってもいいのではないか。だから、五輪中止などということは言わないようにお願いしますよ、ね、知事」


 そう言いながら、小池知事の顔をのぞき込んだという。 二階は自民の実効支配を持続するために、昨年の都知事選挙で366万票超を獲得した「日本一の女性政治家」カードが必要なのである。

一方、小池は都議会選挙とその後の政治展望において二階幹事長を怒らせたくない。2人に共通しているのは、安倍を封じなければ主導権は得られないという事実だ。 

「とにかく安倍を黙らせろ」。これがまず「菅-二階」のミッションだろう。しかし国民にとっては、もし安倍が健康を取り戻したのであれば「やるべきこと」は政権取りではない。放り出した疑惑の数々を、まずは説明するべきだろう。国民はそれを、忘れてはいないのだ。 

(文中敬称略) 取材・文:岩城周太郎

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立候補予定者、相棒に首相は選ばず 「最近は人気ない」(朝日新聞デジタル) ガースーがいない――!...

2021年05月29日 20時53分52秒 | いろいろな出来事
立候補予定者、相棒に首相は選ばず 「最近は人気ない」(朝日新聞デジタル) ガースーがいない――!? 衆院議員の任期…


ガースーがいない――!? 衆院議員の任期満了(10月21日)まであと5カ月。任期満了の半年前から立候補予定者のみのポスターを貼るのは禁止されるため、宮崎県内でも別の議員と並ぶ「2連ポスター」への張り替えが進む。野党では4人中2人が党首とのツーショットだが、自民の3人が選んだ「相棒」は菅義偉首相ではなかった。
 県内3選挙区の現職を独占する自民。宮崎1区の武井俊輔氏(46)は所属する派閥「宏池会」会長の岸田文雄氏を選んだ。事務所の担当者は「急いでポスターを作るため、岸田会長にお願いした」。
 2区の江藤拓氏(60)は新型コロナウイルス対策を担う西村康稔経済再生相を起用。「初当選時の同期。お願いして快諾してもらった」(事務所)
 3区の古川禎久氏(55)は自身を中心に小渕優子、小泉進次郎両氏を加えた「3連ポスター」を作った。事務所は「派閥横断的に議員同士のつながりを優先した」と説明する。
 菅首相が選ばれなかったことについて、県連幹部の1人は「菅さんは実力者だが選挙の『顔』としては地味。最近は人気もないのが理由だろう」と推し量る。
 一方の野党。1区の立憲民主新顔の渡辺創氏(43)は枝野幸男代表と並んだ。事務所は「代表で党の顔。枝野さんしかいない」。維新新顔の外山斎氏(45)は党副代表で大阪府知事の吉村洋文氏を選んだ。外山氏は「次世代のリーダーで、人気の高さから吉村さんにした」。

 2区の国民民主新顔の長友慎治氏(43)は玉木雄一郎代表と並ぶ。事務所は「代表だし、党内で知名度が高いのは玉木さんしかいない」。3区の共産新顔の松本隆氏(59)は党副委員長の田村智子参院議員(比例)と並んだ。党県委員会は「若手のホープで、来年は改選期なので相乗効果を狙った」。

 県選挙管理委員会によると、任期満了の半年前から選挙区内の個人ポスター掲示を禁止するのは、アピール合戦を避け、お金がかからない選挙にするため。

ただ、「政党の政治活動」という位置づけのポスターにすれば、掲示しても違反ではないという。「立候補予定者」「別の人」「政党に関する表記」の面積や文字の大きさなどを同じ割合にすると、選挙の公示・告示まで貼ることができる。(平塚学)



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五輪選手 感染しても“免責” IOCが同意求める

2021年05月29日 20時45分38秒 | 社会のことなど
東京オリンピックで選手が署名する参加同意書に、新型コロナウイルスに感染した場合、主催者が免責されるとの内容が盛り込まれたことがわかった。

 同意書は、大会に参加するすべての選手が署名するもので、新たに東京大会では新型コロナウイルスなどに感染した場合、主催者が免責されるとの内容が盛り込まれた。

 IOC(国際オリンピック委員会)のラナ・ハダッド最高執行責任者が27日、選手らとのテレビ会議で質問を受けた際に明らかにしたもので、ハダッド氏は「どの国の政府も、どの保健当局も、感染しないと保証することはできない」とし、「感染は、われわれ全員が抱えるリスクだ」と述べた。


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【インバウンド客の方が良かった…】ホテルの嘆き…GoToキャンペーンで「日本人の醜い姿」が露わに

2021年05月29日 19時00分57秒 | 社会のことなど
11/21/2020

新型コロナウイルスの感染者数が再び全国的に増加し、「第3波」の見方が強まっている。しかし、Go To トラベルの見直しについて否定的な考えを示す菅首相。Go To トラベルが愚策か妙策か以前に、Go To トラベルによって浮き彫りになった日本人の醜い姿を明かしたい。都内の星付きホテルに勤務する女性がこう語る。

「Go To トラベルが始まってからお客さまの質が変わってしまいました。人間性を疑うような言動のオンパレードなんです。

セクハラ発言を繰り返して出禁になった方、
外国人スタッフに向かって差別的な発言をする方、
部屋に設置された自己申告制のアルコール類、

ソフトドリンクの入ったミニバーを使用し、申告せずそのままチェックアウトする方。
ドライヤーやバスローブ、ハンガー等を片っ端から持ち帰る方など

枚挙にいとまがありません。窃盗被害を届けたり、何十万もの損害が出たりなど、Go To トラベル以前ではあり得ないようなことがこのたった1カ月の間に起こっています」

■「インバウンド客」の方がよかった

 ホテル内では「インバウンド客を受け入れてた頃の方が良かった」という声が聞かれるという。団体客の大きな声が騒がしく聞こえるだけで、金払いが良く、長期滞在の割に部屋を奇麗に使ってくれていたためだ。

「今のGo To トラベルでお越しになる日本人のお客さまは『いかに多く食べるか』を重視する傾向があり、残飯も多く食べ終わった席も汚い。部屋も掃除に入ると、1泊でなぜこんなに汚くできるのかとすら思う散らかしぶりです。わざわざマスクを外し、大声で唾をまき散らしながらスタッフに声を掛けてくる方もいます」(別の高級ホテル勤務女性)

 今までホテル側が厚意として行っていたサービスも、上記のようなマナーの悪い客のせいで縮小や中止をせざるを得なくなってしまうであろう。コロナ禍前まで第二の家のようにホテルでの滞在をゆっくり満喫し、スタッフとも友好関係を築いていたリピーター層は、Go Toの客の醸し出すファミレスのような煩雑とした雰囲気に耐えきれず足が遠のく、という悪循環もさまざまなホテルで出始めているという。

 かつて日本人の精神性の高さやマナーの良さが各国やメディアに称賛されたこともある。しかし、Go To トラベルは日本人のリアルな今の“本性”を浮き彫りにしてしまった。コロナによって、自粛警察やマスク警察という言葉も生まれたが、その正しさの矛先は他者へ向けられることが多い。いつから日本人はお金や物質面、そして他者に対する“余裕”がなくなってしまったのだろうか。コロナが私たちから奪ったものは、日常ではなく「心の余裕」かもしれない。


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オサムシ

2021年05月29日 17時55分59秒 | いろいろな出来事

これは、オサムシですね🍀
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