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「警察に話すとルフィに粛清される」 稲城強盗傷害の容疑者供述

2023年02月03日 22時03分06秒 | 事件と事故
「警察に話すとルフィに粛清される」 稲城強盗傷害の容疑者供述



昨年10月に東京都稲城市であった強盗傷害事件で、警視庁に逮捕された容疑者の一人が「警察に捕まった時は黙秘するとの契約だったので、話をするとルフィに粛清されるかもしれない」と供述していることが分かった。警視庁が26日、明らかにした。

 稲城市の強盗事件では今年に入り7人が逮捕されている。容疑者のスマートフォンの解析などから、「ルフィ」のほかに「キム」や「ミツハシ」と名乗る人物から容疑者が指示を受けていたことが判明している。

 キムについてある容疑者は「ぶっ飛んでいる人物で、『強盗に行くときは(相手を)殺してもいい』と平気で言う。キムの下には40人以上の配下がいると思う」と供述しているという。

 ルフィやキムとみられる人物と容疑者が電話した際の発信元の国番号がフィリピンを示す「63」だったことから、フィリピンに滞在しているとみられ、警視庁は警察庁などと連携して捜査を進める。

 毎日新聞 


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【速報】府中ホテル24歳女性変死 現場から立ち去った54歳男を殺人容疑で逮捕「確実に殺すため首刺した」警視庁

2023年02月03日 20時03分58秒 | 事件と事故

【速報】府中ホテル24歳女性変死 現場から立ち去った54歳男を殺人容疑で逮捕「確実に殺すため首刺した」警視庁

>警察官が、不審者として話を聴いていた。その際、平林さんの身分証を所持していたが、石川容疑者は「友人が忘れた身分証で、次に返す」と説明していたとのこと





2/3(金) 18:02配信
19コメント19件

殺害された平林さなさん(24)フェイスブックより


東京・府中市のホテルで、きょう未明、24歳の女性が死亡しているのが見つかった事件で、警視庁は、さきほど、現場の部屋から立ち去っていた男を、殺人の疑いで逮捕した。 

【画像で見る】24歳女性がホテルの部屋で殺害。

発生直後の緊迫した現場の様子はこちら 逮捕されたのは、府中市の職業不詳・石川晃容疑者(54)。 この事件は、午前1時半ごろ、府中市のホテルで、従業員から「宿泊客と連絡が取れない」と110番通報があり、駆けつけた警察官が、2階の部屋のベッドの上で、女性が死亡しているのが見つかったもの。

 死亡していたのは、府中市に住む平林さなさん(24)。首から血を流して倒れていて、衣服を身に着けていなった。刃物のようなもので刺されたとみられていた。 平林さんは、石川容疑者と一緒にホテルの部屋に入り、チェックアウトの予定時間が過ぎても、退室して来なかったため、ホテル側が110番通報したという。 

警察官が駆けつけた際には、すでに石川容疑者の姿はなかった。警視庁は、殺人事件として、行方を捜していたところ、午前5時半ごろ、府中市内の自宅で、石川容疑者を発見、身柄を確保した。 調べに対して石川容疑者は、「2月2日の夜中に、府中市のホテルで、私が持っていたナイフを使って、ベッド上で寝ている被害者の首を3回刺して殺しました。首を刺した理由は確実に殺すためです」と供述。 

身柄を確保された際、石川容疑者は、サバイバルナイフのようなものを2本所持していた。1本には血液のようなものが付着していたという。2人の関係は分かっていないが、複数回、会ったことがあるとのこと。

 事件前日の2日夜、石川容疑者が、自宅マンションの敷地内で寝込んでいるとの通報があり、警察官が、不審者として話を聴いていた。その際、平林さんの身分証を所持していたが、石川容疑者は「友人が忘れた身分証で、次に返す」と説明していたとのこと。このやり取りから、警視庁は、石川容疑者の自宅を張り込み、帰宅したところを身柄確保したという。
フジテレビ社会部






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【コロナ後遺症】謎を解く鍵?スパイクタンパク質が引き金の「毛細血管を詰まらせる微小血栓」分析研究中で治療法はまだ先

2023年02月03日 16時03分26秒 | 医学と生物学の研究のこと
【コロナ後遺症】謎を解く鍵?スパイクタンパク質が引き金の「毛細血管を詰まらせる微小血栓」分析研究中で治療法はまだ先

コロナ後遺症の謎を解く鍵? 「毛細血管を詰まらせる微小血栓」 | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト (nikkeibp.co.jp) 


コロナ後遺症の謎を解く鍵? 「毛細血管を詰まらせる微小血栓」
ウイルスのスパイクタンパク質が引き金に、通常より壊れにくい血栓

2023.01.31


走査型電子顕微鏡(SEM)による血栓の拡大画像。繊維状のタンパク質によってできた網に、血小板(青紫)という小さな細胞片と赤血球が引っかかってできている。毛細血管にできるものは微小血栓と呼ばれる。(MICROGRAPH BY ANNE WESTON/EM STP, THE FRANCIS CRICK INSTITUTE, SCIENCE PHOTO LIBRARY)


 新型コロナウイルス感染症から回復した後も、多くの人が悩まされるコロナ後遺症(罹患後症状)。その仕組みを解明する研究が2年以上にわたって行われてきたなかで提唱された仮説の一つに「微小血栓」がある。微小血栓ができて毛細血管がふさがれると、血液や酸素の流れに影響が生じ、様々な症状につながるという説だ。

 新型コロナ後遺症と微小血栓が関連している可能性を最初に指摘したのは、南アフリカ、ステレンボッシュ大学の生理学者イセレシア・プレトリウス氏のチームだった。その後、氏らが2021年8月に学術誌「Bioscience Reports」に発表した研究で、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質が微小血栓の形成を誘発することと、こうした微小血栓は、人体に備わった血栓を溶かす仕組みでは壊れにくいことが示された。

 この研究に基づき、新型コロナ後遺症に苦しむ人の微小血栓を調べる試みが米国で行われている。自らも後遺症の患者である研究者たちが行う共同研究「Patient-Led Research Collaborative」の設立に携わったリサ・マコーケル氏も、2021年の研究について知ったときは興奮を覚えた。

 マコーケル氏は、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)が始まって間もない2020年3月に感染し、軽い症状が出た。しかし、その後数カ月にわたり、激しい息切れ、極度の疲労、ブレインフォグ(頭の中に霧がかかったようにぼんやりした状態)に悩まされた。同年8月には症状が改善し始めたが、フィットネスのクラスに参加した翌日、心拍数が急上昇して呼吸が苦しくなり、救急治療室に駆け込んだ。「かなり基礎体力が落ちました。コロナ以前はハーフマラソンを完走できたので、劇的な低下です」

 当時28歳だったマコーケル氏はやがて、自分の症状が一時的ではないことを認識するようになる。2021年末には、「体位性頻脈症候群(POTS)」と診断された。立ち上がるときに呼吸の乱れや動悸、めまいが起きる病気で、複数の新型コロナ後遺症患者での症例が記録されている。POTSには治療法がなく、水分や塩分の摂取量を増やして対処する患者もいる。診断から1年が経過した今も、マコーケル氏の症状は運動後の倦怠感と、それによる症状の悪化に悩まされている。

 もどかしかったのは、一般的な血液検査などを受けても、正常という結果しか出なかったことだ。そこで2022年11月、米国カリフォルニア州からニューヨーク州に飛び、新型コロナ後遺症からの回復について研究している米マウントサイナイ・ヘルスシステムのデビッド・プトリーノ氏を訪ね、血液サンプルを採取して微小血栓を探してもらった。プトリーノ氏は「まだ初期段階で、数十人しか検査できていません」と言うが、微小血栓はマコーケル氏を含む全員から見つかっている。




健康な血液中の微小血栓(左)と、新型コロナ後遺症患者の微小血栓(右)の蛍光顕微鏡画像。新型コロナ後遺症患者にみられる血栓は、血栓が自然に除去される「線維素(フィブリン)溶解」の働きを受けにくく、簡単には壊れない。(MICROGRAPH BY CHANTELLE VENTER AND RESIA PRETORIUS)


 マコーケル氏は、顕微鏡画像で微小血栓を表す蛍光グリーンの塊を見たとき、初めて病気の証拠が得られたと感じ、安堵の涙を流したという。「PCR検査を受けられなかったことに始まり、ここ数年はずっと、悪いところはないと言われ続けてきたのです」

 ただし、微小血栓仮説は妥当と思われるとしながらも、新型コロナ後遺症の謎を解くピースの1つにすぎないと考える専門家もいる。だが、そういった専門家も、微小血栓が後遺症の症状に与える影響や、血栓を取り除くことで症状を改善できるかどうかについて、今後の研究で明らかになることを期待している。

以下はリンクで







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都立大教授 《宮台真司襲撃事件》登壇イベントに届いていた「何通もの“嫌がらせメッセージ”」

2023年02月03日 13時03分28秒 | 事件と事故

《宮台真司襲撃事件》登壇イベントに届いていた「何通もの“嫌がらせメッセージ”」と近隣住民が見た倉光実容疑者(41)「自殺前日の“ある異変”」

2/2(木) 10:21配信
26コメント26件

犯行現場となった東京都立大学(大学公式サイトより)

 東京都立大学でいつものように授業を終えた社会学者・宮台真司さん(63)が突然大学内の歩道で男に襲われ、全身を切られ重傷を負ったのは11月29日のことだった。 

【画像】「地図上は宗教施設の名前が…」倉光容疑者が自殺した別宅 

 警視庁は事件から2週間後、現場から歩き去る男の防犯カメラ映像を公開。だが、住宅街に逃げ込んだ男の足取りをなかなかつかむことはできず、関係者からは捜査能力の低下を嘆く声や、“迷宮入り”を囁く声もあがっていた。  

思いもよらぬ形で事件が幕引きを迎えることになったのは、2カ月後の1月30日のこと。なんと、ようやく苦戦のうえ辿り着いた倉光実容疑者(41)が既に自殺していたことが判明したのだ。


地元の私立高校進学後「周囲に溶け込めなくなった」


 社会部記者が話す。 

「端緒となったのは倉光容疑者が乗っていた、防犯カメラに映った自転車でした。警視庁は車種を特定して購入者を洗い出し、ようやく1月30日に倉光容疑者に辿り着きましたが、時すでに遅し。倉光容疑者は公開手配4日後の12月16日、実家の別宅で首を吊り、母親に発見されていたことがわかったのです。自宅からは凶器とみられる全長30センチの斧や、『家族や知り合いに迷惑をかけた』という内容の遺書も見つかりました。警視庁は容疑者死亡のまま書類送検する見込みです」 

 近隣住民らによると、倉光容疑者は神奈川県相模原市の一軒家で、水道工事業を営む父と母の3人で暮らしていた。姉が2人おり、倉光容疑者は末っ子。地元の中学校を卒業後、相模原市内の私立高校に進学した。  

この頃から周囲に溶け込めなくなったとみられ、大人になってからも内気な態度は変わらず、住民らが倉光容疑者を日常的に見かけることは少なかったという。  

近隣住民の女性が話す。

「黄ばんだ染みのあるボロボロのTシャツを着て…」

「倉光さんは大柄の坊主頭で、夏はいつも背中に黄ばんだ染みのある、ボロボロのTシャツを着ていました。防犯カメラの映像に映っていたお洒落なオレンジの帽子を被るようなイメージが全くなく、写真を見ても正直ピンと来なくて……。よく乗っていた、シルバーの自転車も同じくボロかったですね。体格がいいので自転車が、子供のおもちゃみたいに見えましたよ。

  毎日、朝7時頃に両親が住む家に出かけ、夜8時頃になると帰って来る。仕事をしている様子もなく、『一体何をしている人なんだろう?』と不思議に思っていました。挨拶をするとニタっと笑い無言で立ち去るので、少し不気味でしたが」

  倉光容疑者が働けなかったのには「ある理由があった」と証言するのは、別の近隣住民だ。

 「20年前ぐらいでしょうか、倉光容疑者のお母さんと話していたら『息子が精神的な病気で働けないんです』と言っていたのを覚えています。

『息子は引きこもりで自分が死んだら困ってしまう』という理由で、自殺の現場となった別宅を10年ぐらい前に買ったとも言ってました。

  仲の良い普通の家庭だとは思いますが、お母さんはあるキリスト教系の宗教に入っていたようで、数年前にお父さんとタバコを吸って立ち話をしていた時、『女房が宗教にハマって困る』とぼやいていたこともありましたね」



地図上の自宅の場所には「宗教施設の名前」



 近隣住民らによると、自殺した別宅には住宅地図で宗教施設の名前が記載されていたほか、以前は若い男女が談笑する「集会」が開かれ、住民らが勧誘されることもあったという。 

 倉光容疑者はこの別宅で寝泊まりをしており、人の出入りは本人のほか、母が週1度ほど掃除にやってくるだけで、孤独な生活を送っていたようだ。近隣住民の男性が話す。 

「息子さん(倉光容疑者)と違い、お母さんはいつも明るく挨拶してくれて、愛想が良かった。私が朝ゴミを出す時に、お母さんはいつも決まった時刻に自転車に乗りやってきて、顔を合わせることが多かったです。別宅の窓を開けて換気したり片付けしたりして1時間ぐらいすると、帰っていくんです。40歳といい歳して片づけも一人でできないのか、と思わないこともなかったですが……。 

 息子さんが亡くなった後にも、玄関の靴を片付けたりしに家に来ていましたね。その時、お母さんは目も合わせてくれないほど落ち込んでいて、声もかけられませんでした。てっきり心筋梗塞とか脳卒中とか、病気で亡くなったと思っていて、自殺と知ったのは報道された今日になってからです」 

 倉光容疑者の自殺当日には、朝から救急車や消防車が自宅前に止まるものものしい雰囲気だったという。 


 また、倉光容疑者の家族は警察に対し、倉光容疑者が「公開手配当日から食事も喉を通らなくなる」というおかしな様子だったと証言しているようだ。自殺前日の“異変”は近隣でも目撃されていた。


「いつもは夜7時頃まで家にいませんが、あの日は夕方4時頃に帰って来て、珍しく1階の電気が全部煌々と点いていて、

『いつもと違うな』と思ったのを覚えています。今考えれば、何か自殺の準備を一人で進めていたんじゃないかという気がしますね」(前述の近隣女性)  

一方、被害者である当の宮台さんは、倉光容疑者の自殺が報じられると、「動機がわからず、気持ちの踏ん切りはつきにくい。人が亡くなるのはどんな理由があっても悲しいことだ」とコメント。襲撃の背景は不明だが、知名度が高く発言で注目を集めることもあり、知らぬ間に倉光容疑者の身勝手な恨みをかった可能性も否定できない。


宮台さんのイベントに届いた何通もの“嫌がらせメッセージ”


 事件の10日前、宮台さんが登壇したイベントの会場だった新宿のバー店主が話す。

 「イベントを開催後、全く顔も知らない不審者から店の従業員にTwitterで、粘着質に絡むような嫌がらせのメッセージが何通も届いたんです。警察もこうした不審者が犯行に及んだ可能性があるとみたのか、今回の自殺が発覚する10日前に店の従業員に突然連絡がきて、イベント客のリストを回収されました。 

 宮台さんは若者と議論をするのが好きで、大学生が開くような小さなイベントでも気さくに来てくれますし、一般人との距離感が近い。オープンに人と関わる宮台さんだから標的になってしまったのかもしれません」 

 ひっそりと住宅街に暮らしていた物静かな40代の男の狂気は、なぜ突然宮台さんに向かうことになったのだろうか。本人の口から事件の真相が語られることは二度とない。

 ◆◆◆ 

「文春オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せ下さい。  メールアドレス:sbdigital@bunshun.co.jp  文春くん公式ツイッター: https://twitter.com/bunshunho2386


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オミクロン株拡大でがん検診の受診控え広がる 医師ら危機感

2023年02月03日 03時03分51秒 | 医療のこと



新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染者が増える中、がん治療への影響を懸念する声が高まっている。感染を恐れ定期的ながん検診の受診を見合わせたり、がん患者が手術後の定期検査を先延ばししたりする動きが広がり、治癒が困難になる例が急増する心配があるためだ。がん専門病院の首脳らは「受診控えは重大な結果につながりかねない」と警鐘を鳴らす。(佐藤健二) 

1・18・2022

■気づかない患者 

「コロナ禍の中、進行した状態で見つかるがん患者が明らかに増えている。半年の遅れは命取りになる」 年間を通し多くの大腸がん手術を手掛ける、がん研有明病院消化器センター長・大腸外科部長の福長洋介医師はこう指摘する。大腸がんは比較的進行が早く、便に血が混じった状態を放置すると一気に進むという。 


国立がん研究センターが昨年11月に発表した集計によると、令和2年の1年間に全国863の医療機関でがんの診断・治療を受けた件数の合計は前年比で約6万件減った。同年4月の政府の緊急事態宣言の発令後、各地の検診センターが閉鎖されたり、胃がん発見に欠かせない内視鏡検査が感染リスクが高いとして取りやめられたりした。


こうした中、多くの人ががん検診を控え、がんが見過ごされていることが影響したとみられている。 同センター中央病院の島田和明院長は「新型コロナの感染はもちろん怖いが、がんで亡くなる人の方がずっと多い。検診を控えたことでがんを抱えていることに気づかないままでいる人が増えているとすればとても心配だ。仮に(新型コロナの感染流行の)第6波により一時的に検診ができなくなっても時期をずらし必ず受診してほしい」と話す。


 ■来院せず転移 受診控えの動きは無症状の人が受けるがん検診だけでなく、がん切除術後に定期検査を求められていたがん患者らにも広がっている。

 東京都内のがん専門病院によると、片方の乳房を切除した乳がん患者が経過観察期間終了後、反対側の乳房にしこりを感じたものの、感染を恐れしばらく放置しているうちにしこりが拡大。ようやく来院したときには新しいがんが全身の骨などに転移していたという。同じ病院で、膵(すい)管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)と呼ばれる良性腫瘍を定期検査により経過観察していた患者がコロナ禍で来院しなくなり、この間に膵臓がんに変異した例もあった。


 がん検診や他の病気の検査でがんの疑いを指摘された患者の間にも、精密検査を先延ばしにする人が増えているとみられている。 

■揺らぐ土台 

日本対がん協会が集計しているがん検診受診者数によると、がんの発見数は令和2年4月の緊急事態宣言発令後に急減し、その後は翌年後半にかけ持ち直しの動きを見せていた。しかし、オミクロン株による感染の増加で受診控えの傾向が今後も続くのではないかとの懸念も浮上している。 

米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソンが先月発表したがん検診などの医療受診意識調査(日本国内の1万5000人が対象)によると、3~4年度に健康診断を受診しない予定の人に理由を尋ねたところ「健康状態に不安がないので必要性を感じていない」との回答が27・2%と過去の調査回答数を上回り初めてトップとなった。 

がん研有明病院の佐野武院長は「これまで検診を欠かさず受けていた無症状の人が、コロナ禍を機に受診しなくなったとすれば気がかりだ。欧米に比べても優れている日本の5大がんの治療成績を支えてきたのは、約50%の高いがん検診受診率やこまめな病院受診の上に成り立っていた早期発見・治療のシステムだ。その土台が揺らぎかねない」とオミクロン株感染拡大の影響に警戒感をあらわにした。;


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