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すべてのがん腫瘍細胞を殺せる画期的な分子「AOH1996」の前臨床試験に成功、

2024年01月08日 20時03分43秒 | 医学と生物学の研究のこと

すべてのがん腫瘍細胞を殺せる画期的な分子「AOH1996」の前臨床試験に成功、ヒトを対象にした臨床試験も進行中 - GIGAZINE 


AH1996






AOH1996 

2023年08月03日 21時00分サイエンス
すべてのがん腫瘍細胞を殺せる画期的な分子「AOH1996」の前臨床試験に成功、ヒトを対象にした臨床試験も進行中




アメリカの著名ながん治療センターであるシティ・オブ・ホープの研究チームが、がん腫瘍細胞の増殖細胞核抗原(PCNA)を標的にする分子「AOH1996」のマウスを用いた前臨床試験に成功したと発表しました。AOH1996はがん細胞のDNA複製において重要な役割を持っているPCNAを標的にする薬剤であり、がん腫瘍細胞を全滅させられる可能性があると期待されています。


Small molecule targeting of transcription-replication conflict for selective chemotherapy: Cell Chemical Biology
https://doi.org/10.1016/j.chembiol.2023.07.001






City of Hope scientists develop targeted chem | EurekAlert!
https://www.eurekalert.org/news-releases/997141


A New Mode of Cancer Treatment | Science | AAAS
https://www.science.org/content/blog-post/new-mode-cancer-treatment


がん細胞は正常な細胞の遺伝子に生じた異常により、正常な範囲を超えて自律的に分裂や増殖を繰り返し、体組織にさまざまな悪影響を及ぼします。がん患者に対しては抗がん剤や免疫療法などの治療が行われますが、がん細胞は変異することによって治療への耐性を獲得し、再発を繰り返すことがあります。




シティ・オブ・ホープの分子診断・実験治療学部の教授であるリンダ・マルカス博士は20年にわたり、がん細胞のDNA複製および修復において必要不可欠なタンパク質・PCNAを標的にする「AOH1996」と名付けられたがん治療薬の開発を行ってきました。PCNAはあらゆる細胞に存在するため、正常な細胞ではなくがん細胞のPCNAのみを標的にする薬物が開発できた場合、多くのがん細胞に対して効果的な治療薬になる可能性があるとのこと。


研究チームが70種以上のがん細胞株と対照となる正常な細胞でAOH1996の抗がん活性をテストしたところ、AOH1996はがん細胞の生殖周期を乱し、がん細胞を選択的に殺すことが確認されました。AOH1996はがん細胞がDNAを複製・転写するのを防ぎ、がん細胞のアポトーシスを引き起こした一方で、正常な幹細胞の生殖周期は乱さなかったとのことです。


また、神経芽細胞腫・乳がん・小細胞性肺がんのいずれかに由来するがん腫瘍を持つマウスを対象にした実験では、毎日AOH1996を投与したマウスの体内では対照群と比較して腫瘍が有意に減少することがわかりました。AOH1996を投与されたマウスでは、副作用による死亡や体重減少などもみられませんでした。




マルカス氏は、「PCNAは複数の搭乗口がある主要な航空会社のターミナルハブのようなものです。データはがん細胞においてPCNAが特異的に変化していることを示唆しており、この事実によってがん細胞のPCNAのみを標的にする薬剤を開発することができました。私たちの抗がん剤は主要な航空会社のハブを閉鎖し、がん細胞を運ぶすべてのフライトだけを欠航させる吹雪のようなものです」とコメントしました。


すでにシティ・オブ・ホープは、ヒトのがん患者にAOH1996を投与して安全性や効果を確認する第I相臨床試験を実施しています。被験者は標準的な治療が効かない成人のがん患者であり、1日2回の頻度でピルの形でAOH1996を服用するとのことです。





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池田容疑者逮捕で自民危機感、野党追及へ「金権政治」「トカゲの尻尾切りとならぬよう」

2024年01月08日 18時03分38秒 | 事件と事故




池田容疑者逮捕で自民危機感、野党追及へ「金権政治」「トカゲの尻尾切りとならぬよう」

1/7(日) 20:35配信



産経新聞
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=7日午後、首相官邸(春名中撮影)


自民党安倍派(清和政策研究会)のパーティー収入不記載事件で現職の国会議員が逮捕された7日、岸田文雄政権に危機感が広がった。野党幹部は1月後半召集の通常国会に向け、自民の「金権政治」を徹底追及する構えを見せた。


池田佳隆容疑者逮捕の直後の7日午後、茂木敏充幹事長は「大変遺憾。重く受け止め、今後の捜査の推移を見守りたい」とのコメントとともに、同容疑者の除名処分を速やかに決めたことを公表した。


自民幹部は「もし安倍派『五人衆』に逮捕者が出れば政権自体の責任になる」と政権中枢にいた安倍派幹部の立件を危惧した。自民は国民の信頼回復に向け、政治資金規正法の厳格化などを検討している。首相は7日放送のNHK番組で、派閥のルール策定も議論する考えを示した。総裁直属の「政治刷新本部」を10日に発足させて政治改革の具体化を急ぐ。


一方、立憲民主党の泉健太代表は千葉県内で記者団に「由々しき事態だ。裏金疑惑がある議員たちのけじめを早急につけるべきだ」と強調。「金権政治をなくし、政治浄化すべきだ」と同法改正の必要性を訴えた。


共産党の小池晃書記局長も「議員辞職させるべき」とSNSに投稿した。国民民主党の玉木雄一郎代表は「トカゲの尻尾切りとならないよう組織的関与の全容を自民党としても徹底究明すべきだ」と投稿した。(田中一世)



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やはり、この道を行きます

2024年01月08日 17時03分41秒 | 日々の出来事
この道のほかは、ありません⭐




1/6/2024
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安倍派2議員の立件へ パーティー収入不記載疑い 地検特捜部

2024年01月08日 13時03分18秒 | 事件と事故



安倍派2議員の立件へ パーティー収入不記載疑い 地検特捜部(毎日新聞) - Yahoo!ニュース 





安倍派2議員の立件へ パーティー収入不記載疑い 地検特捜部
1/6(土) 5:00配信




611
コメント611件




毎日新聞
自民党の池田佳隆氏(左)と、大野泰正氏


 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、清和政策研究会(安倍派)からパーティー券収入のノルマ超過分を受領しながら政治資金収支報告書に記載していない疑いが強まったとして、東京地検特捜部がいずれも安倍派所属の池田佳隆衆院議員(57)=比例東海=と、大野泰正参院議員(64)=岐阜選挙区=を政治資金規正法違反(不記載、虚偽記載)容疑で立件する方針を固めた模様だ。上級庁との協議を踏まえて最終判断するとみられる。関係者への取材で判明した。


【図解で分かる】政治資金パーティーを巡る疑惑の構図


 不記載、虚偽記載の公訴時効(5年)にかからない池田、大野両氏の不記載額はそれぞれ4000万円超に上る見通し。安倍派では、ノルマ超過分のキックバック(還流)を派閥から受けながら収入として収支報告書に記載していない議員が数十人に上り、裏金の総額は5億円を超える可能性があるが、両氏の不記載額は最高規模となる。


 安倍派には他にも数千万円規模の裏金化が疑われる議員がいるとされ、特捜部は立件対象を広げるか検討しているとみられる。


 特捜部は2023年12月27~29日に東京・永田町の国会議員会館にある両氏の事務所などを捜索した。同法の不記載、虚偽記載は会計責任者を処罰対象とするが、特捜部は両氏と会計責任者の共謀を立証できると判断した模様だ。


 池田氏は20~22年に派閥からの寄付計約3200万円を記載していなかったとして、自身の政治団体の収支報告書を訂正している。取材に、派閥から収支報告書に記載義務のない「政策活動費」として扱うよう説明があったと答えていた。大野氏は12月中旬の報道陣の取材に「しっかり精査する」と述べていた。


 池田氏は日本青年会議所の会頭を務めた後、12年衆院選で愛知3区から出馬して初当選。現在4期目。大野氏は岐阜県議を経て13年の参院選で初当選し、現在2期目。【井口慎太郎、北村秀徳、岩本桜、山田豊】


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「まさか死んでないよな…」ある日突然、日本人を襲う大災害「最悪のシミュレーション」

2024年01月08日 11時03分25秒 | 事件と事故
「まさか死んでないよな…」ある日突然、日本人を襲う大災害「最悪のシミュレーション」


(宮地 美陽子) | 現代新書 | 講談社(1/4) (gendai.media) 


首都直下地震、南海トラフ巨大地震、富士山大噴火……過去にも一度起きた「恐怖の大連動」は、東京・日本をどう壊すのか? 命を守るために、いま何をやるべきか?


東京都知事政務担当特別秘書・宮地美陽子氏による新刊『首都防衛』では、知らなかったでは絶対にすまされない「最悪の被害想定」が描かれている。その具体的なシミュレーションとは?


ある日突然、やってくる
20××年の冬、それは現実のものとして襲いかかった。経験したことのない、突き上げるような強烈な揺れは人々の動きを瞬く間に封じ、激しい動揺と恐怖が心をへし折る。毎年の防災訓練で何度も備えてきたはずだったが、その衝撃は想定をはるかに超えていた。


室内に置かれていたテレビやパソコンは床に倒れ、食器棚からはコーヒーカップや皿が勢いよく飛び出す。窓ガラスは飛散し、タンスや本棚は不思議な動きを見せながら傾いていった。使い慣れたスマホは通信障害で機能せず、助けを呼ぶことも、家族や友人の安否を確認することもできない。テレビのニュースで情報を得ようにも停電が阻む。できることは暗闇の中で静かに待つだけだった。


〔PHOTO〕iStock
すぐ近くの住宅の窓から真っ赤な炎が猛烈な勢いで吹き出し、悲鳴と怒号が響き渡る。隣家から隣家へ延焼していくのは時間の問題で、商品棚がドミノ倒しになったコンビニから逃げまどう人々の表情はこの世の終わりを感じさせる。


日本の首都を襲った大地震の規模は、M7.3。ヒト・モノ・情報が集まる東京には、地球外生命体に強襲されたような信じられない光景が広がった。江東区や江戸川区など11の区は震度7を記録し、人口の多い23区の約6割は震度6以上の揺れが起きる。6000人以上が死亡、負傷者は9万3000人を超え、ライフラインは次々とダメージを受けた。


ビル崩壊、大渋滞、「助けて」の声……
この日、タクシー運転手の浜田幸男(仮名)は夜の街を流していた。休憩に入ろうとした矢先、常連客からの電話が鳴り「湾岸エリアまで来て、乗せてよ」と頼まれた。「OK!10分ほどで着くから待ってて」と普段と変わらない応答でアクセルを踏み込んだとき、車が持ち上がるような激しい衝撃を感じる。


「ドッ、ドーン!」。追突されたときのものではない、地鳴りのような音が響く。それは腹底を揺さぶられるような強いものだった。都会の喧騒を上回る大音量の緊急地震速報がスマホから鳴り響き、必死でハンドルにしがみつくしかない。「車がひっくり返る、もうダメだ」と身を屈めるのがやっとだった。


最初の激しい揺れは10秒ほどだったが、1分以上に長く感じた。顔を上げたときには周囲の信号機は倒れ、道路沿いの建物は崩れている。ビルや看板の灯りは消え、歩道には瓦礫やガラスが飛び散り、呆然と立ち尽くす若者たちの姿は映画のワンシーンを見ているようだ。


〔PHOTO〕iStock




やや揺れが小さくなったことを感じた浜田は、汗で湿る手で強く握りしめたスマホから家族への電話を繰り返した。だが、一向につながらない。「まさか死んでないよな……」と不安ばかりが募る。


ベテランの域に達した運転手でも見たことがない大渋滞が行く手を遮り、やむなくタクシーを路肩に放置することにした。真っ暗な道を月明かりだけを頼りに急ぎ足で自宅に向かう途中、不気味に静まり返った街では、どこからともなく「助けて」というわずかな声が風に木霊し、耳に残った。



関西出身の浜田は、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災で母を失った。日本で初めての大都市を直下とする地震で、最大震度7を記録。兵庫県を中心に6434人(災害関連死含む)が死亡、3人が行方不明、4万3792人が負傷した大地震だ。テレビやスマホからの情報が遮断される中、浜田はかつて経験した地震と似たような揺れを感じた。


路地を曲がれば自宅という場所にたどり着いたとき、浜田は顔見知りの消防団員に制止される。「立ち入り禁止になっているんです。もう行かない方がいい」。


見慣れた道の先には見るも無残な状況が広がっていた。飼い犬の散歩で知り合った近所のシニア夫婦が住む一軒家は倒壊し、あちらこちらに炎が見える。高いビルからは煙が空高く立ち上り、住み慣れた木造二階建ての自宅は隣家に助けを求めるように傾いていた。


〔PHOTO〕iStock




「妻が家にいるんだよ、とにかく行かせてくれよ!」。何度も勢いよく飛び出そうとしたが、必死に制止された。不安と苛立ちが充満したとき、浜田は妻・幸子との“約束”を思い出す。


「俺は阪神・淡路大震災で母親を亡くした。今度は南海トラフ巨大地震が起きるというではないか。だから、東京に出てきたんだ。いいか、幸子。何かあったら必ず逃げてくれ。俺も逃げるから後で絶対に合流しよう」


大地震で親を失った浜田は、いざというときの対応を妻と話し合っていた。その“約束”を信じ、浜田は避難所に指定されていた小学校に向かった。


避難所に帰宅困難者殺到、避難者同士のトラブルも
娘の香織がかつて通った校舎の一角は、ラジオから流れる声を聞き漏らすまいとする人々で溢れていた。最新の被害状況を伝え続けるアナウンサーによれば、耐震性の低い住宅は全壊し、古いビルやマンションも崩れている。木造住宅の密集地域では火災が相次ぎ、いたるところで道路は寸断され、鉄道も運行停止。広範囲で停電や断水が発生しているという悲惨な状況だった。
「あなた!」。聞き慣れた声に振り向くと、避難所の端で両手を振る幸子が目に涙を一杯にためていた。妊娠中の香織は入院先で無事が確認され、一家の心は少しだけ和らぐ。ただ、自宅を失った一家はしばらく避難所での生活を余儀なくされる。この後さらなる悲劇に襲われることになるとはそのときは知るよしもなかった。
首都直下地震の発生翌日、職場や外出先から自宅への帰還が困難になった帰宅困難者が一時滞在施設の場所がわからず、避難所にも殺到した。収容力を超える事態だ。通信の途絶に加え、スマホのバッテリーは切れ、家族らとの連絡が困難になった人々がイライラを募らせる。備蓄の飲用水や食料は限定的で、仮設トイレは衛生環境が悪化。感染症が蔓延することへの不安も広がった。
さらに自宅での避難生活を送っていた人も家庭内の備蓄が枯渇し、避難所に次々と訪れる。支援物資やボランティアの供給には地域でバラツキがみられ、人々のストレスも増すばかりだ。高齢者や既往症を持つ人は慣れない環境での生活に症状が悪化し、避難者同士のトラブルも続発する。
つづく「首都直下地震は「日本危機」である…「死者3500人」「経済被害21兆円」知られざる想定の実態」では、多くの人が知らない首都直下地震の被害想定を具体的なデータを元に詳述する。

以下はリンクで





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