ごじゃっぺ日記(旧、看悶日記)

京都生まれのにわか茨城県民による雑多な日記です。内容に一貫性はありませんが、どうかひとつ長~い目で見てください。

【6/14散歩・後編】渡良瀬遊水地・谷中湖を一周する

2020-06-14 19:22:11 | 歩け歩け、お散歩
【前編】、自宅から10,000歩で三県境に来ました。そのまま帰るのは芸がない。

結局、渡良瀬遊水地の谷中湖を一周しました。

遊水地の真ん中にある大きな調整池です。

周りはこのような葦が茂る湿地帯です。

さて、ラムサール条約に登録される湿地だけど、天然ではく人工的な湿地帯と書きました。
ここはもともと谷中村という農村だったのです。

なので村の鎮守だった森など、人が住んでいた痕跡が残ります。

去年の台風19号、足尾あたりの山に集中豪雨があり、遊水地が完全に水没しました。
足尾といえば銅山、明治期の足尾鉱毒事件が有名。洪水対策の調整だけでなく、洪水時、銅山の鉱毒を沈殿させる目的で、
明治末期、谷中村を強制的に廃村にし、遊水地が造成されたのです。

でも今では水辺の自然がはぐくまれています。

もうすぐ調整池一周、古河駅前のタワーマンションが大きく見えるようになりました。
ここから谷中湖を離れて、湿地帯を抜け…

渡良瀬川と思川が合流する野渡橋に戻ってきました。橋の上で、ベトナム人と思われる方が釣りをされてました。

ちょうど鯰?が釣れたところでした。

一周約14km、雀神社裏に帰ってきました。

麻久良我(まくらが)の許我の渡りの韓梶(からかじ)の音高しもな寝なへ児ゆゑに
万葉集に詠われた歌碑の前に戻ってきました。

この後、買い物ついでにさらに5km歩いて帰宅、合計23kmほど歩きました。
31,000歩超、一気に歩いた距離としては最長です。

さて、なんちゃって東海道五十三次、週末の目標を何とか達成。

岡崎を過ぎて何とか池鯉鮒(知立)に到達。お次は鳴海です!

【6/14散歩・前編】わずか10,000歩で4県踏破

2020-06-14 13:45:00 | 歩け歩け、お散歩
朝からどんより、でも午前中は天気が持ちそうということで、朝6時20分に家を出て…古河駅に新しくできた吉野家に入ります。
朝牛セットで腹ごしらえ。どこまで歩くか考えながら、牛丼アタマの大盛と半熟卵を掻き込みます。

自宅から駅の吉野家に立ち寄り、歩くこと約3km、古河市北端に坐す雀神社に到着。神社の裏は堤防。

渡良瀬川、渡良瀬遊水地が広がります。珍名所~三県境まで歩くことにしました。
下流に見えるトラス橋「三国橋」を渡り対岸へ。

橋の中間に県境が、早々に越境。茨城県(古河市)から埼玉県(加須市、旧北川辺町)に入ります。

車からは堤防のため遊水地は見えませんが、歩道は堤防上なので遊水地が見渡せます。
遊水地は、中央の調整池(谷中湖)と周りに葦が茂る湿地帯からなり、野鳥の宝庫。

ラムサール条約に登録された湿地帯ですが…自然にできたものではなく、人工的に造成された湿地帯です。
そのあたりの事情は【6/14散歩・前編】で触れてみたいと思います。

さて、遊水地の堤防から集落が点在する農村部に降りていくと…

青面金剛庚申塔があり、その先が「三県境」です。以前このブログでも書いていますが、
日本中、三県境は多数あれどどこも山の頂上など簡単にはたどり着けない場所ばかり。
しかし、埼玉県/群馬県/栃木県の三県境だけは畑の真ん中にあります。

知る人ぞ知る珍スポットとして、以前は土地所有者さんが建てたお手製看板(写真左)が立つだけだったのですが…
ネット等で紹介されると、地元自治体も観光スポットとして注目。畦道も整備され、ちょっとした公園になりました。

左足が群馬県(板倉町)、右足が栃木県(栃木市、旧藤岡町)。
自宅からわずか10,000歩。茨城県/埼玉県/栃木県/群馬県の4県を踏破しました。

三県境から5分ほど歩けば、北川辺の道の駅です。

三県境へは道の駅から歩けますよ!と立派な看板が掛けられていました。

さてここまでは今日の散歩の前半。そのまま折り返し帰ってもよかったのですが…どうしましょう?
【後編】に続く!