里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

夏秋キュウリは2本仕立てに誘引

2022年06月15日 | 畑:果菜類

キュウリは不織布で囲って植付け、蔓上げして半月ほど経ちます。


品種は今年初めて作る「OS交配ニーナ」。
蔓上げ後は一言で言うと低温で多雨。先週は大雨が降り、日照が殆どありませんでした。
褐斑病も見えています。この品種は強いという触れ込みですが。
現在、本葉が12、3枚程度。節間が詰まり、葉もやや小振りです。


これは天候の影響もありますが、品種の特徴でもあるようです。
この「ニーナ」と言う品種は周年可能とはいえ、そもそもハウス用の品種と言います。
例年より株間の空間が広い感じを受けます。


ネット栽培で夏から秋にかけ収穫する夏秋きゅうりの仕立て方にはいくつかあります。
株間との関係で仕立て方は変わり、1本仕立て、2本仕立て、3本仕立て、半放任と言ったところ。
我が家は株間75センチの2本仕立て。昔は株間60センチの1本仕立てでした。
2本仕立ては、親蔓と3~5節目から出た勢いの良い子蔓1本を誘引して伸ばします。
この株で見てみます。


3節目以降のわき芽(子蔓)は伸ばしたままです。


3~5節目のわき芽のうち勢いの良い子蔓を1本残し、他は搔きます。


残した子蔓を誘引し、伸ばしていきます。
親蔓の6節目以降の子蔓は伸び具合を見ながら摘芯していきます。
この品種は、節間がかなり短い印象なのでもっと生長してみないと分りません。
夏秋きゅうりでは親蔓から穫る果実はわずか、子蔓、孫蔓から多くを収穫します。
したがって、いかにして長期間、勢いの良い子蔓、孫蔓を伸ばすかがポイントになります。
まずはしっかり株を作ること。
親蔓に着いた花芽を下方からみんな生長させてしまうと株は弱ってしまいます。
ですから、親蔓7、8節目までの雌花は全て搔きます。
放置したままなら、今頃は収穫できる実が成っているはずです。
今年は甚だ天候不良なので、10節目までは全て搔くことにしました。


この品種は節成り性が強いようで、殆どの節に花芽が着いています。
別の株で。


各節から子蔓が出ています。やはり節間はかなり短いようです。


3~5節目の強い子蔓1本を誘引、他は掻きました。


見える花芽は搔きます。


全て2本仕立てに誘引し、10節目までの雌花は搔きました。


夏秋きゅうりの収穫期間の目標は100日。
少々早く穫ったところで全体から見ると微々たるもの、デメリットが大きい。
今見るところ、この品種は1本仕立てが向いている印象ですが、よく観察しながら管理しようと思います。



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