里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

早春の寒締めホウレンソウ

2024年03月21日 | 畑:葉菜類

秋冬ホウレンソウは5回に播いています。
これまで11月早々から穫り始め、途切れることなく収穫を続けてきました。
今、最後に播いたホウレンソウを盛んに穫っています


品種はサカタのタネのクロノス。
種播きは10月28日。種はばら播きです。ごく薄播きにし間引きはしていません。


例年は12月半ばから不織布をべた掛けします。今冬は生育が進みすぎると思いべた掛けなしの完全な露地です。
この作型は当地では最も生育期間が長く、通常は100日くらい、酷寒なら4ヵ月を要します。
今年は暖冬で1月末くらいには収穫が可能なくらいまで生長していました。
しかし、前作があったため実際に収穫を開始したのは2月下旬から。
種まきからはすでに140日ほど経過しています。
当然に伸びすぎになるかと思いきや収穫開始頃からは真冬の天候に逆戻り。


彼岸ともなれば早春と言えそうですが、繰り返し降雪もあってあまり変わらない姿のまま経過しました。


このホウレンソウにとっては気温が上がらず幸いしたようです。
あのまま気温が高ければ大きく姿は変わっていたと推測します。もっと上に立っていたはずです。
葉はますます波打ち表面はボコボコしています。穫り始めの頃よりもむしろ際立っているように見えます。


クロノスは元来濃緑で肉厚です。それに長い生育日数と縮みが加わり一層肉厚感は増しています。
なお、当地方では寒締めホウレンソウを分りやすい姿で見せるため縮みホウレンソウも作られています。縮みホウレンソウは「朝霧」などもともと縮みの出やすい品種を株間を広くとって播き、地べたに広がる株張り型のホウレンソウに仕上げるものです。
これは助っ人が穫ったホウレンソウ。


1株の方が寒締めらしさが分ります。


葉柄は少々伸びてきましたが、早春に肉厚で甘味、旨味十分のホウレンソウが味わえます。


こちらは春ホウレンソウを3月早々に播いたもの。


我流の省力早播き法ですが、透明ポリマルチを剥いだばかりです。
寒さのぶり返しにまともに当たりようやく発芽が揃ったところ。ここから暫く不織布をベタ掛けします。
冬ホウレンソウから間が空くのはやむを得ないようです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿