里の家ファーム

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NHKスペシャル~無縁社会

2011年02月14日 | 社会・経済

 話し相手がいないのがこんなにも辛いものとは・・・それが働く世代の現実になってしまった。

まだ働いてる人はいい。親の介護、離婚、失業。なぜこんな社会になってしまったのか?景気が悪い?どうしてこんなに悪くなったのだろう。一つの思い当たるふしがある。「派遣」法の成立である。私も冬は仕事がなく、札幌で「派遣」に登録したことがあった。それまでは直接運送会社などへおもむき、アルバイトとして1日1万円以上はもらっていた。しかし、「派遣」になると6千円しかくれない。しかも無償の拘束時間が長く、昼飯は車で移動中に食べなければならなかった。「派遣」法は労働者を人材ではなく、消耗品にしてしまったのだと思う。つらかった。なにに廻されるのかわからない。引越し作業をと思って登録したのだが。引越しなら1日に4.5件はしなければならない。一番つらかったのはゴミ収集車の助手である。助手席に座ることはあまりない。1日中マラソンしているようなものだった。完全に消耗品である。毎日仕事があるわけでもない。そんな働き方だから消費を極力控える。だから物が売れなくなる。悪循環である。そんな中でも日本の大企業は安い労賃でしこたま内部留保を高め、設備投資にも廻せないお金を後生大事に持って、政府に法人税減税を求めた。そのお金、労働者に廻すべきだ。それが不景気を脱却する道でもある。経済的基盤が社会を左右するのである。無縁社会もやはりそうなのだ。

皆さんはどう思います?無縁社会。