まるぞう備忘録

無題のドキュメント

多重層。ホルスの目。

2013-10-30 10:16:57 | 多重層

当時のエジプトは世界の文明の中心でありましたが

魔術分野においても世界の中心でした。

このエジプトのオカルト魔術は、

現代でも脈々とユダヤと絡み合いながら、

私たちの文明の背後に生き残っています。









キリストの言葉を、彼の死後300年後に、

真逆に書き換えた背後存在。

ユダヤ民族を大虐殺したナチスの背後存在。

共産主義を暴力全体主義に変質させた背後存在。

中東に戦火が消えないようにさせる背後存在。

世界中を経済で奴隷化しようとする国際資本の背後存在。

エトセトラエトセトラ。

エデンの園から旅立った集団。

自分のうちなるヤハウェのみを信じることを

試すために外に出た集団。

神と契約した集団であるからこそ、

魔界の存在が二本の糸のように絡み合います。

ヤハウェのメッセージを人々に伝える預言者が

彼らの集団から数多く輩出した理由です。



モーゼが、エジプトで奴隷にされていたユダヤ民族を

助け出した逸話は象徴的です。

社会的身分の奴隷ではあったでしょうが、

自分の自我の欲望の奴隷でもありました。

モーゼの十戒にある偶像を崇拝するべからず、

ということは彼らへの警告であります。

見かけは質素な生活であったとしても、

自分の内なるヤハウェの教えを守ることが、

彼らの民族の「契約」でありました。

しかし贅沢をしたい欲望に負けて、

多くのユダヤ民族は、

カナンを後にしエジプトに出稼ぎに来ました。

そして御利益信仰のために、

様々なエジプトの偶像に願掛けをしていました。

エジプトの神々は元は

それぞれ純粋な精霊であったことでしょう。

人間の欲望が純粋な精霊を変質させていくのです。

神様など見えない存在に願をかけるのではなく

地道に生活を努力していこう。

そして自分の内なるヤハウェとその元である父母に対し

感謝と敬いを忘れないで生きよう。

それがモーゼがヤハウェから得た啓示でした。

モーゼの物語は「出エジプト記」と題されますが、

まさに象徴的な題名であります。

エジプト=物質文明 であり

エジプト=欲望と契約した魔界 であります。



しかし絡み合う二本の糸はまだ続きます。

カナンの地にユダヤ民族による王国を築きます。

最も繁栄したのが二代目王のソロモンの時です。

しかしもうモーゼの時代から300年以上立っています。

彼の命を賭けたメッセージは形骸化したようでした。

ソロモン王はエジプトの魔術と引き換えに、

一時的に国家の繁栄を謳歌したのでありました。



つづく




おひさま、ありがとうございます。