まるぞう備忘録

無題のドキュメント

メールで伝わらないこと。伝わってしまうこと。

2016-02-02 10:28:53 | まるぞう経営学

 現代では仕事はメールで行うことが大半です。私が学校を卒業して最初に会社に就職したころは、まだメールがない昭和の時代でした。仕事の大半は電話とFAXでした。
 こうして改めて考えると、メールとは本当に便利なツールで、もし今これが社会からなくなったら、仕事はどんなに不便になるでしょう。

 しかしこのメールですが、一見便利なようですが、伝わらないこともたくさんあります。電話と違って相手の反応を見て返すことは出来ませんから、「三往復」の原理で相手の反応を想定しながら書かなくてはいけません。
 ですから、ちょっと混み入った状況を相手に納得してもらうには、メールは不向きかもしれません。相手が想定していない状況を説明して納得してもらうには、かなり難易度が高いです。みなさんがご存知のように。
 私が体得した技は、番号を振って箇条書きに書くということです。特にメールは、相手に報告するか、質問するかのどちらかです。ですから質問を連番にするだけで、自分も頭の中が整理されますし、相手も解答しやすいです。
 そう思って調べてみたら、そう思う人はたくさんいるようですね。これから社会人になる人には知っておいて欲しい「ビジネスのコツ」であります。
https://goo.gl/9nRr2y



 メールとは実は自分の意思が伝わりにくい通信手段でありますが、実は伝わってしまうものがあります。それは相手への自分の感情です。相手に好意を持っているのか、尊敬しているのか、あるいは逆に嫌だなあと思っているのか、馬鹿にしているのか、そういう自分の気持ちは相手に伝わってしまうようです。これは不思議なことに、その文章が持つ空気に自分の相手に対する感情が宿るかのごとくです。


 私たちはメールを書いて、文章として書いた自分の事情は相手に伝わる。しかし自分の心の中の相手への感情は誤魔化せると思っています。でもそれは本当は反対かもしれません。


 自分が伝えたいということは、それは自分が思う程には相手に伝わっていないかもしれません。特にちょっと混み入ったこちらの状況を理解してもらう場合は。それは人は自分が理解したいことしか理解しない。という特性があるためです。
 しかしこちらが、心の中であっかんべーをして書いた態度などは、自分が隠せていると思っていても、文章の空気として伝わってしまいます。


 ふむ~。メールとは「理屈を伝える媒体」ではなく「感情を伝える媒体」なのですね。



おひさま、ありがとうございます。
(本日は新月週間ですね)



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