まるぞう備忘録

無題のドキュメント

セレンディピティ。(偶然に潜む示唆)

2016-04-01 10:04:09 | 防災情報。

小学校の算数の授業のことでした。先生が黒板に九の段を書きました。さあ、みなさん、これを見て気づくことはありませんか?

9×1 = 09
9×2 = 18
9×3 = 27
9×4 = 36
9×5 = 45
9×6 = 54
9×7 = 63
9×8 = 72
9×9 = 81


最初みんなポカンとしていますが、そのうち気づき出します。そう、一の位と十の位を足すと九になるのです。

0+9 = 9
1+8 = 9
2+7 = 9
3+6 = 9
4+5 = 9
5+4 = 9
6+3 = 9
7+2 = 9
8+1 = 9


読者の方の中には数学が苦手という方もいらっしゃるかもしれませんが、数学とは一見関係なさそうな数字の羅列の中に、実は美しい法則を発見する学問であると私は思います。そして数学者とは神様がランダムの中に隠した法則を発見する旅人と言えます。それは本当はこの宇宙の成り立ちの秘密に近づく旅であります。
根源の存在が長い長い退屈を解消するために、この世に「変化し続ける」「同じパターンが二度と繰り返さない」世界を生み出しました。しかしこのランダム乱雑さの中に、一つの真理(パターン)が隠されています。人がそれを見破ってしまうとこの宇宙は再び長い長い退屈に戻ってしまうかもしれません。だからその真理(パターン)は、注意深く隠されています。

私たちは日常生活の中に、その隠された秘密の一端を伺い知ることができます。一見無関係な偶然の物事が、実は最善のタイミングで起きたりしています。しかしその多くのそれらは、単なる偶然として見過ごされてしまいます。



私たちの人生は、実はありとあらゆる偶然の事象を利用して私たちに示唆や警告を与えています。賢明な人とは、偶然に隠された自分への示唆を読むことが出来る人のことかもしれません。私など傲慢な人間にとって、この日常生活は「謙虚さ」を忘れてはいけない。という教訓が日常生活に満ちているように思います。しかしながら1000ぐらいの警告のうち私がそれに気づけるのは3つほどでしょうか。



私たちの生活は上手くいかないことが多いです。そして大抵は、相手が悪いとか運が悪いと片付けてしまいます。しかしそれは、全く関係なさそうに見える私の「他の人への態度」の警告である可能性が高いとしたらどうでしょう。
一見うまくいかない無関係に見えるこの出来事は、ひょっとしたら私が傲慢であることの警告ではないかしらん。面倒くさがって手を抜いていかないうことの警告ではないかしらん。責任を逃れようとしていることの警告ではないかしらん。
そうなのかもしれません。私の生活で、何か上手くいかないことがあれば、それはきっと全く無関係なことに見える私の他の人への態度の警告であるのかもしれません。



セレンディピティと呼ばれる現象があります。これは偶然の中に隠されたメッセージを読む力と言えるかもしれません。引き寄せの成功哲学にハマっている人は、成功に必要な者や人がベストのタイミングで引き寄せられると言います。さあ、どうでしょう。成功を引き寄せるという願望は、一見成功に見える別な正反対のモノを引き寄せることが多いように思いますので用心用心ご用心です。陰と陽は同時に発生しますから。

しかしながら、もしセレンディピティを自分に対する警告として、自戒の念とともに注意深く生活を観察することを行うのであれば、成功なりなんなりは後から自然とついて来ることでしょう。なぜなら陰と陽は同時に発生しますから、昇華した陰の蓄積は、陽の成功として現れざるを得ないことでありましょうから。



おひさま、ありがとうございます。



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