まるぞう備忘録

無題のドキュメント

38年前の今日起きたこと。改めて亡くなられた方の御冥福をお祈りいたします。

2023-08-12 08:32:47 | 今日のひとり言

防災カレンダー
12日。月が最北。【9】




 8月12日。お盆の期間に入った今日。38年前の今日123便の墜落事故が起きました。



機長や整備士たちは知っていた事故機のゆがみ。

 事故原因については事故調の発表以外に、様々な憶測や陰謀論がありますが、この動画を観ると、この事故機であるJA8119という機体に問題があったと考えられます。

【日航機墜落事故126】整備士は知っていた。パイロットたちは知っていた。


 この機体は真っ直ぐ飛ばない。いつも傾けながら飛ばないといけないから燃費も悪い。最後部のトイレのドアは、飛行中になると開閉できなくなるためずっと使用禁止にせざるを得ない。そして最後尾の天井裏からギシギシと金属音がなる。
 JA8119は尻もち事故後、ボーイング社によって修理がされたとされていますが、ジュラルミンの機体全体に生じた歪みを補正するのは技術的に困難であったと思います。

 歪んだまま飛行回数を重ねていった金属疲労により、垂直尾翼が破損したことが、123便の墜落の原因だったと思います。
 それはもういつ破損してもおかしくない状態で飛行が続けられていた。それが8月12日のお盆の初日。満席の羽田大阪航路で起きた。



ボタンの掛け違いの重なりで起きた大惨事。

 ただ、この事故についてはいろいろ不可解といわれる点が残っているのも事実。それが様々な憶測や陰謀論を生んでいます。

 当時この123便事故に関わった担当者の方々は全員、乗員乗客全ての方の生命を救おうと必死でありました。それは間違いありません。
 それがちょっとしたボタンの掛け違い、タイミングのすれ違いにより、史上最大の大惨事と大きな隠滅事件に発展してしまったことは、本当に残念です。



コントロールを失っていた場合は敵国ミサイルとみなす。

 ボタンとタイミングの掛け違い。その一つが横田アプローチと呼ばれるものです。
 当初、米軍横田基地は123便の緊急着陸を受け入れていたようです。ところが直前になりその受け入れが拒否されたのかもしれません。

 敗戦後、関東甲信越の上空は米軍の管轄となり、日本国籍の飛行機は飛ぶことを禁じられています。「横田空域」と呼ばれます。垂直尾翼を失った123便は、徐々に高度を下げ、この禁じられた横田空域に侵入して行きます。

【日本航空123便墜落事故㉙】 日航機123便と横田空域


 もちろん日本と米国は同盟国でありますから、旅客機の緊急事態でありましたから、米国管轄である横田基地でも123便の受け入れを許可したことでしょう。

 しかし一つ問題が生じたかもしれません。
 それは123便がコントロール不能状態であったかどうかということだったかもしれません。



紙一重のタイミングの重なりで起きた大惨事。

 アンコントロールの飛行機は敵国のミサイルとみなす。たとえ旅客機であっても。そのような規則が米軍にあったかもしれません。
 一旦は123便の受け入れを許可した横田基地でありますが、基地内部でこの見解について議論があったかもしれません。
 もし横田基地が受け入れを拒否したら、もうここまで高度が落ちている状態で、他の飛行場まで辿り着くことはほぼ不可能であります。
 横田基地の関係者たちは、何とか123便を受け入れたい。その短い時間、彼らは画策したかもしれません。

 しかし今の123便が「コントローラブルか」と尋ねられた時、その横田基地にいた専門家立ちは、残念ながらNOだ。という判断にならざるを得なかった。でも別の担当管であれば「ここまで飛べているのだから、まだコントロール化だ」と大岡裁きも出来たかもしれません。その時のタイミング。
 あるいはもしこの返事のタイミングが少しでも遅れていたならば、あるいはその返答経路にもう一人担当者が介在していたら。横田基地はそのまま123便を受け入れた。そういう紙一重のタイミングだったかもしれません。

 そして結果的に米軍は日本政府に対し
・アンコントロールな機体(敵国のミサイルとみなす)が我が国の領空を侵犯している
と通告したのかもしれません。

 しかし日本側においても、これもその経路とタイミング。もしそれが別の担当管であれば、米軍にもっと太いパイプのある人物もいたことでしょう。でもその時期その部署にいた人たち。そのタイミング。その指示は数分という短い期間で、機械的に、日本政府から防衛省を経由して自衛隊ファントム機に伝えられたかもしれません。

 そしてもし123便の機長が元自衛官でなければ、その指示に抗議したかもしれません。しかし自衛隊にとって米軍の指示は絶対である。元自衛官にとってその命令系統は絶対でありました。でももし。。。もうそれはほんの短い時間に起きたことでした。



 タイミングの悪い時に、タイミングが悪いことが重なること。長い人生の中で、ごくまれにそれが重なる時があります。私達は経験上そういう悪いタイミングが重なる時があることを知っています。
 そしてそれは太平洋戦争終戦後ちょうど40年後(あと)のこと。8月12日でありました。

 亡くなられた520名の方の御冥福を改めてお祈りいたします。合掌。




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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米ご飯雑炊さん
・・・
本日も興味深い記事をありがとうございます。表面的に認めるだけで解けました。
怒りの火種が見えた時、とりあえず「うん、そうだね」を嘘でも上面で軽く思うだけで効果よかったです。とりかかりが出来ればよいので…
カチンとくる→頭の中で表面的に「うん、そうだね」→ん?あ、嫌だったの?これが自分の地雷?→「地雷だったけど、これはこれで有りかも」の流れになりました。これは面白い。たとえば同居人とケンカして無視され続けたら嫌ですよね、仲良くなくても認めてくれれば無理なく暮らせます。最近イライラが多いので有り難いです。

→ 体験レポートありがとうございます。
「無自覚」→「自覚」
本当に「自覚」のパワーは凄いと思います。自覚=意識して観ていること。です。
ありがとうございます。

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「無自覚」なのが問題なのであって、「ああ。私はここに自分の地雷がある」と自覚さえすれば、あとは自分の心にお任せです。知っていることが重要。という方法
そうなのですか?!目から鱗です。すごく気が軽くなりました!この自分のいやな感情をどうして消すことができるんだろうと悩んでました。なるべくなら何を聞いても言われても、聞き流せるような・・・そうきたかとはとても思える余裕がいつまでたってもできません。今の状況から一旦は離れることに決めてます。離れても離れてもだと思うけど、もうここでは充分かと思います。自分の思う感情はすべて反復して自覚するくせは、どこでもついてます。今怒ったのも、この人嫌いだと思うのも私に同じところがあるからだと思ったり、そこか、私のコンプレックスはとか、でも理解したところで平穏な人になかなかなれませんが、本当にそれでいいですね。ありがとうございました。

→ 抑えたり、我慢したり、なかったことにしたり、ではなく「あることを受け入れて静かに観る」です。受け入れてて静かに観察するだけ。という仮説に参加してくださってありがとうございます。

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自分のコンプレックスや嫌なところを自覚した時点ですごく自分が嫌になる時も多いのは事実です。まぁ仕方ないなって思ってますけど。

→ 自分が見たくなくて蓋していたものの、蓋を取った時は、落ち込んだり、怒りが込み上げてきたり、悲しくなったり、は当然であると思います。私もそうであります。
でも。蓋をとって、そしてお日様の光(受け入れて観ること)を当てたいと思います。という仮説です。よろしくお願いいたします。

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