Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

レバニラ炒め

2011年04月18日 | Weblog
本屋で天才バカボンのDVDを見つける。15話も入って1200円とは良心的。「天才バカボン」では1971年9月-1972年6月放送の1作目のシリーズが他のシリーズを圧倒していると思う。脚本も秀逸で子供心を掴んだイタズラやハチャメチャを盛り込みながらも心優しい配慮を忘れていない。「バカボンのパパ達はおかしな行動をとったりするが、それは無垢な心の表れであり、彼らの作意のない真心が結果的として幸せをまねくといった筋書きになっていた」(ウィキペディアより)。この作品以降の「元祖~」からはナンセンスギャグに走り原作には忠実かも知れないが子供も大人もそれほど笑えない。1作目を小学生時代にリアルタイムで観ていて感じたのは、大人でもこれほどまでに子供心のツボを心得ていてそれを表現できる作品があることに感心したものだ。だからむしろ原作を読んでギスギスしたバカボンとパパの関係や姑息な騙し合いのストーリーに衝撃を覚えガッカリした。1作目アニメのシリーズはいまどきの軽薄なお笑い番組よりも面白くそして道徳教育も忘れていない。人の優しさとは何かを教えられる。子供に見せるならこういう番組を選びたい。
コメント (2)
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