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ファクトリー・ガール/FACTORY GIRL

2008-04-13 02:32:02 | 劇場&試写★6以上

これは、ニューヨーク市で60年代、ポップアートの人気を博したアンディ・ウォーホルの
アヴァンギャルド系短編映画に出演したモデル・女優、イーディー・セジウィック (1943-1971)の、
いちばん輝いていたときから、弱冠28歳でその輝きを失ってしまうまでを描いた伝記映画。
 

シエナ・ミラーのファンでもなければ、アンディ・ウォーホルに興味があるわけでもなく、
60年代にそのミューズだったイーディに興味があるわけでもなかったけど、
観て来ました~。

撮影中風景をゴシップで載せたのはかなり前。
主演のシエナがイーディそっくりに扮してて眉毛が濃い!濃い!

                           これいまやったらギャグだよね。


こちら本物。

     



アンディ・ウォーホル役には、なんでもこなしちゃうガイ・ピアースが扮する。
※アンディ・ウォーホルの伝記映画ではありません。

よくは知らないけど仕草とか、ほんとにこんな感じだったんだろうな~。という風に思わせる演技は流石


そして、シエナとも関係のあった若かりし頃のボブ・ディランを演じるのは
『ジャンパー』が賛否両論の、ヘイデン・クリステンセン。

見た目、ヘイデンそのもの(笑)
なんとなくボブ・ディランイメージのチェックのマフラーしてるだけって気も、、、、しなくもないけどー


本物 



イーディと"ファクトリー"

1963年から70年代初期、主にリトグラフやシルクスクリーンの創作を手掛けたウォーホルが "Factory" と呼んだスタジオは、
彼のオブジェだった当時の芸術家や自由思想家ほか、ポルノスターからドラッグクイーンや麻薬常用者などのアンダーグラウンドのセレブリティも含む、
通称 "ウォーホル・スーパースターズ" の集会・パーティの場で知られた。
常連では、ボブ・ディランやミック・ジャガー、トルーマン・カポーティ、ジャン・ミッシェル・バスキアほか多数が知られ、シュールレアリストの芸術家サルバドール・ダリなども時たま訪れた。
イーディー・セジウィックはカリフォルニア生まれの社交家かつ相続人で、
米画家ジョン・シンガー・サージャントより家族の肖像画が描かれたという
マサチューセッツ州の由緒ある家系出身。
また、兄弟二人の自殺や代々続く躁うつ病に苦しんだ父親など、
暗いイメージに包まれた家族背景がある。
ウォーホルと意気投合したリッチで魅力的なセジウィックは
スーパー・スターズの一員としてファクトリーの女王に掲げられ、
彼の短編映画に出演しながらセレブリティに執着する当時のポップ・カルチャーに色を添えた "It girl " と呼ばれ、
スピーディーで明晰夢のごときポップアイコンの名声を挙げた。







6/10


もともと、期待は全くせずに60年代のファッションと、キャストの変貌ぶりを楽しめればいいや☆
くらいの軽い気持ちで観た映画。

そのせいか、逆にけっこう楽しめてしまった♪
アンディ・ウォーホルとの出逢いによって運命が大きく開かれたイーディ。
映画に出演を果たして一気に人気がブレイク。
でも、その裏で孤独との戦い、薬に溺れてしまい仕事もなくなり精神がボロボロに。。。
よくあるドラッグによる転落人生の映画化と言ってしまえばそれまでになるけど、
このイーディという人物にとくに興味があったわけでもないし、脚本が特別優れてるというわけでもないのになかなか面白く観られたのは、
イーディー演じたシエナ・ミラーと、ガイ・ピアースの変貌ぶりが良かったせいが大きい。

しかし、この映画ではアンディもボブディランも(名前は変えてるけどボブ・ディランとして登場)
悪者として描かれてるから、彼らのファンとしてはこの映画、反発したくなるかも。
実際この映画に関して、当の本人(ボブ・ディラン/67歳)は映画に対し、
自分がセジウィックをヘロイン常用と死に追いやった肖像で描かれていると反撃。公開中止を求めたが普通に公開された。
イーディ・セジウィックを歌ったといわれるディランの作曲には
"Just Like a Woman" や "Leopard-Skin Pill-Box Hat" などがある。



ボブ・ディランと言えば、わたしも曲が好きで良く聴いてるけど、
ケイト・ブランシェットや、故ヒース・レジャーなど6人のキャストがボブ・ディランを演じた話題の映画
アイムノットゼア』ももうすぐ公開!
そちらも楽しみ



 公式サイト
FACTORY GIRL    2006年  アメリカ  91min
4月19日よりロードショー



1965年のアンディ・ウォーホルとイーディ。

一応、アンディ・ウォーホル略歴
1928年 - ピッツバーグ生まれ (出生日や出生地には諸説あるが、多分8月6日)。
1949年 - カーネギー工科大学 (現在のカーネギーメロン大学) 卒業。
1952年 - 新聞広告美術の部門で「アート・ディレクターズ・クラブ賞」を受賞。
1960年 - イラストレーションの世界を捨て去り、ファインアートの世界に移動。
1961年 - キャンベル・スープの缶やドル紙幣をモチーフにした作品を発表。
1962年 - シルクスクリーンプリント
1963年 - ニューヨークにファクトリースタジオを構える。
1965年 - ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとコレボレート
1963年-1968年 - 60を超える映画作品を撮る。
1966年 - 『チェルシー・ガールズ』。
1968年6月3日 (40歳) - バレリー・ソラナスという女性に拳銃で狙撃される。
1969年 - 『インタビュー』誌を発刊。
1970年 - 「ライフ」誌によって「1960年代にもっとも影響力のあった人物」として選ばれる。
1972年 - ニクソンの訪中にあわせて毛沢東のポートレイトを制作。
1974年 - 初来日。
1987年2月22日 - 心臓発作で死去。享年58。



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こちら、イーディの写真集 映画公開にあわせてタイミングよく4月中旬発売!

こちら



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この日の試写、マスコミ試写と一般との合同で葉山イレーヌというアナウンサーとモデルたちが登場して
短いファッションショーが行われたんだけど、席数以上に試写状まきすぎたのか、
時間内に来たのに試写には入れない人が70人以上(もっとかも)出るというひどい状況。
入場を断られたオジサンたちが文句言ってた。そりゃそうだ。
関係者席を無駄に用意しすぎ。紙をはがして開演前ギリギリに入れてたケド、こんなひどい試写見たことない~。
主催者側も、ちゃんと気をつけて欲しいものだわ。



というわけで、皆さま楽しい週末を~♪




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