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スラムドッグ$ミリオネア / SLUMDOG MILLIONAIRE

2009-04-04 10:02:00 | 劇場&試写★6以上

 

 

 

 

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欲しかったのはお金じゃない 無欲でピュアな青年の物語

カデミー賞 作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、録音賞、作曲賞、主題歌賞8部門受賞
ゴールデングローブ賞では4部門受賞などなど、数々の映画祭で賞を総なめ!それもすごいけど
アカデミー賞でこんなに獲った、っていうことだけでなく
わたしが期待しちゃったのは、先にトロント映画祭で観客賞(最高の賞)を受賞してたから。
(また、トロントかって声が聞こえてきそうだけど
トロント映画祭のこの賞は名だたる映画祭でも注目されてて
これまでの観客賞受賞作品がどれも面白いので今回もかなり楽しみにしてたの
ついに日本上陸~!

ダニー・ボイル監督作、数年前の子供が主演でちょっとこれとタイトルも似てる『ミリオンズ』はいまいちだったけど
(あ、余談だけど『ミリオンズ』にもクイズミリオネアのイギリス版がTVで出てるシーンがあった。と当時のレビューで書いてた☆)
それ以外では『トレインスポッティング』に『ザ・ビーチ』、キャメロンとユアンの『普通じゃない』などどれも好き
サンシャイン 2057』でSF 『28日後...』ではゾンビ、ときて今度はボリウッド映画
レビューは書いた事ないけどわたし実は派手なボリウッド映画(インド映画)好き
舞台はインドムンバイ。
でも純度100%のインドマサラームービーではもちろんなくて、
そこにダニーボイルらしさが加わった作品に仕上がってた

原作はヴィカス・スワラップの「ぼくと1ルピーの神様」。
まさにスラムドッグ(生活もやっとなくらい貧困の)ストリートキッズだった主人公が有名クイズ番組で勝ち抜いていくという話。
それを基に『フル・モンティ』のサイモン・ビューフォイが脚本を手掛けている。

クイズミリオネアといえば、
あの曲が流れる緊張感の中、4択から選んで正解するごとに賞金が増えてくという番組だというのは、
日本でもみのもんた司会でTVでやってたからいまや誰もが知る程に有名。
世界80カ国で放映されている、もとはイギリスの番組。


本作ではインドのミリオネア。
司会者がうさん臭い!

でも意外とクイズのシーンはそんなになくて。

クイズ番組、少年の生い立ち、そして尋問シーンの3つの構成からなる。
そこに貧困やヒンドゥー教とイスラム教間の問題、売春、子供を誘拐して金を稼がせるという悪徳集団や暴力団など
実際起こっている問題も織り交ぜながら物語は展開する。



見せ方がまた上手い!映画としての面白さがある、映画らしい映画


クイズミリオネアに出場したムンバイ出身の青年ジャマールが次々と難問をクリア、
ついに残り1問までやって来た。
ところが、1日目の収録が終わったところでイカサマ疑惑で警察に逮捕されてしまう。
スラム育ちの孤児でまともな教育を受けたこともないジャマールがクイズを勝ち抜けるわけがない!。尋問と拷問をする警察。
ジャマールは自らの無実を証明するため、これまでの人生を告白。
何故答えを知り得たのかが明らかになっていく...。



9/10




期待うらぎられず!
最初の方はそうでもなく☆7か8かな?って感じだったのが中盤からぐいぐい引っ張られた。
少々ドラマティックで、都合よくいきすぎ~な感じもしたけど
映画ならではの展開、抑揚効いた作りで退屈する暇のない120分!釘付けで観てた☆

ストーリー的には、観る前にきっとこういう風なんだろうな?っていう予想が大方あたってて、
意外な展開!ってわけではないんだけど、それでもこんなに惹き付ける。

幼少期の頃の3人がめちゃ可愛い。
主役のジャマールを演じたデヴ・パテルは新人なのね~、
純真で一途で、フツウっぽい感じがすっごく良かった。
お相手のラティカ、フリーダ・ピントはムンバイ出身。綺麗で可愛い
大人と中間の時期の少女を演じたコも可愛い~



そして、ダニー・ボイル監督ならではの躍動感ある清々しい映像


昔の一言を鮮明に覚えてるほどそんなに記憶力いい?!とも思えるも、
人生においての衝撃的なワンシーンは 強い記憶として残るもの、、、、
これまでの人生のひとつひとつがすべて糧になってる。
クイズの問題は人生で学び得たものと繋がっていて、、、、。
ほんとに運も良かったんだろうし、それもまた、運命だったんでしょう。
全ては愛のためという、純粋なラブストーリーでもあっ


なんとなくアカデミー賞受賞作品賞っぽくないような、、、?
こういう作品が受賞したのは嬉しいなー。

あ、劇中わかりにくかった賞金。
最終的に手にする額、20,000,000ルピーは日本円で約4000万らしい。


エンドロールでのいきなりのダンス最高
期待してた、インド舞台ならではの歌と踊りでシメ!
子供時代のふたりも出て来て楽しかった~。それでポイントアップ
サントラ買おうと決めて会場をあとにしました



毎度、音楽にはこだわりのあるダニー・ボイル。
今作ではアカデミー賞でも作曲、主題歌両方で受賞♪
手がけたのは、世界的に活躍するインド人作曲家A・R・ラーマン。


公式サイト
SLUMDOG MILLIONAIRE   2008年  イギリス=アメリカ   120min
4月18日より、全国順次ロードショー


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第81回 アカデミー賞にて


監督賞も受賞ダニー・ボイル監督と。




24歳のフリーダ・ピント、共演がキッカケで実生活でもデヴ・パテルくん(18)と交際中。


今後の作品では2010年公開予定のウディ・アレン新作に出演が決定
さすが、アレンじいさん 目の付けどころが早いです!
この作品、ニコール・キッドマン、ナオミ・ワッツ、ジョシュ・ブローリン、

アンソニー・ホプキンス、アントニオ・バンデラスという
そうそうたるメンバーでアレン映画っぽくないメンバーの出演が予定されてる

(追記 「恋のロンドン狂想曲」という邦題で2012年12月1日 日本公開決定☆)


他に、ジュリアン・シュナーベル監督の新作“Miral”(「ミラル」)にも出演決定と今後も注目したい女優です


これでアカデミー賞作品賞ノミネート作品、残すは6月公開の『愛を読むひと』のみ。
全部観た時点で好きな順位、今年もつけちゃおうって思ってマス。


それでは皆さま、楽しい週末を、、、、、



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