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ザ・バンク 堕ちた巨像 / THE INTERNATIONAL

2009-04-05 20:55:55 | 劇場&試写★4 以下
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巨大プライベート・バンクの陰謀を暴き、国際情勢の裏に潜む闇を描くクライム・サスペンス

まず邦題がダメ~ 

まるでインパクトない興味もそそられないタイトル
余計なサブタイトルでますます意味わからんくなっちゃってるし。

かと言って原題も普通なんだケド。

『ラン・ローラ・ラン』、『マリアの受難』、
パフューム  ある人殺しの物語』などのトム・ティクヴァ監督作!
ってだけの理由で初日に観てきた




91年に破綻した国際銀行BCCIの事件をもとに作られ、架空の国際メガバンクIBBCの不正を暴く社会派映画。
金融機関への不信が強まる中で、内容的に興味を持つ人も多いはず。

そのアメリカ銀行史上最大の預金詐欺といわれたBCCIは、不正資金の浄化銀行として存在。
顧客リストには各国の政府高官、実業家、更にはCIAも深く関わっていたという。
不正の事実が長い間明るみに出なかったのは、CIAによる捜査妨害があった為らしい



ルイ・サリンジャーは、国際銀行IBBCの不正を追い続けるインターポールの捜査官。
クライヴ・オーウェンって毎度銃握りしめてる役だな~




ナオミ・ワッツはNY検事局のエレノア。
正義感の強い女ということで『イースタン・プロミス』でのキャラとかぶる。




その『イースタン・プロミス』でもナオミ・ワッツと共演している演技派
アーミン・ミューラー=スタールはIBBCの顧問。




なんかな~。こういうストーリーはもう観飽きた感があるんだよね、、、。

一番の見せ場はニューヨークのグッゲンハイム美術館での銃撃戦。
もちろん中はセットだから安心だけど迫力はすごい

今さらながらわたし銃撃戦ってあまり好きじゃないのかも。(前にも書いたかな?)
アクションは好きだと公言してるくせに、どうも銃撃戦をみてても面白いと感じない冷静な自分がいたりして。

銀行もの?では年明けに観た
実際に起こった事件を描いた『バンク・ジョブ』の方が遙かに面白かった。
もっともこちらは銀行の裏を暴くのではなく個人のスキャンダルが暴かれてしまうという話だけど。

銀行の恐ろしい裏側と言われても、普段金融関係全般にあまり興味持っていないせいもあるし
昨今日本で起きてる事件、政治の裏金問題、不正取引、相撲にしてもニュースで知る限りだけでも様々な悪が裏で平然と行われているし
食品会社、飲食店をはじめとする企業の嘘や詐欺、
無農薬野菜に貼ってある生産者の顔写真すら、嘘だったり!

そんな信じられない事実が蔓延してきているこの世の中、何を聞いてもあまり驚かなくなってきてる。。。
そこが逆に怖い、、、、。
あれ?話がそれたかな??
この作品、巨大銀行ということに特化していてそんなことを描いたものではなかったけど。



観る人によっては今作はアクションとしても楽しめる作品かもしれない。
金融、銀行に関して興味のある人にはお勧め。

オープニング後5分くらいですぐに仲間が何者かに狙われて、という導入部分で
ぐっと惹きつけられた以降はけっこう退屈でわたしはいまひとつだったな~。
んー、、、、

これまでのトム・ティクヴァ作品のような、美しい映像だけど癖のある、ちょっと風変わりな、でも魅力的っていう

トム・ティクヴァらしい部分を観たかったな
 というのが本音。ザンネン。


4/10



インターポールの捜査官サリンジャーは、NY検事局のエレノアと共に巨大銀行IBBCの違法行為を探っていた。
しかし何者かによって仲間や証人を次々と殺害された彼は、自らの命までも脅かされていく...。


   公式サイト 
THE INTERNATIONAL  2009年 アメリカ  117min
4月4日より、公開中~



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